アイビスSD(2020)のサインは“英王女の結婚”!推奨サイン馬3頭とは?
新潟競馬の開幕週と言えばこのレース。走破時計が1分を切る直千競馬の「アイビスサマーダッシュ」だ。
国内旅行にかかる旅費の50%相当額を政府が補助する割引キャンペーンである「GoToキャンペーン」を使ってローカル競馬場へ現地観戦!なんてお気楽にいきたいところだが、中央の競馬場は未だ無観客、GoToキャンペーンも事業自体がやや迷走気味ということで、今夏は大人しく自宅でPAT競馬を楽しむことになりそうだ。
さて、ということで今回もサイン理論でアイビスサマーダッシュを予想していきたいと思う。時事ネタで言えば今週はタレントの三浦春馬さんが急死したニュースが世間を騒がせているが、人の訃報をサインとするのはご法度としたい。
ハッピーなニュースで言えば、あまり大きく取り上げられなかったが、先週17日にエリザベス女王の孫ベアトリス王女が結婚式を挙げたニュースがある。有名タレントの死やコロナ関連の情報など悲しみや不安を煽るニュースが多い中で、数少ない幸せなニュースということで個人的には印象に残るニュースであった。
式を挙げたのはベアトリス王女とエドアルド・マペッリ・モッツィで、7月17日午前11時(現地時間)、ウィンザーのロイヤル・ロッジ敷地内にあるロイヤルチャペル・オブ・オールセインツで結婚式を挙げた。王女と有名実業家の結婚式ということでさぞかし豪華な式であっただろうと思われるが、政府により参列者は最高30人までと制限されており、20人ほどが出席したそうだ。180人収容できるというオールセインツ・チャペルでは、十分に安全な距離を保つことができたようだ。
女王の結婚式ということで、馬名に英語で「姫」という意味の言葉が入る「ダイメイプリンセス」はサイン馬にピッタリだろう。2018年のアイビスSDの覇者であり、前走の韋駄天Sでも3着に好走しており、今回もある程度の人気を集めることになりそうだ。
もう1頭、馬名に英語で「女王」という意味の言葉が入っている「ゴールドクイーン」もまさにサイン馬と言えよう。昨年のかきつばた記念を優勝し、JBCレディスクラシックでも2着に好走するなど、地方交流重賞では一目置かれる存在だ。久々の芝でどこまでやれるか注目だ。
そして最後のサイン馬として挙げたいのが「クールティアラ」だ。結婚式で着用することが多い「ティアラ」が馬名に入っているのだが、ベアトリス王女が結婚式で着用したティアラは「クイーン・メアリー・ダイヤモンド・フリンジ・ティアラ」というティアラで、これはエリザベス女王が1947年にフィリップ王配と結婚式を挙げた際に着用していたもので、女王本人がベアトリス王女に貸し出したという。このティアラはもともとエリザベス女王の祖母であるメアリー王妃のもので、1893年のメアリー王妃の結婚式当日にヴィクトリア女王が贈ったダイヤモンドのネックレスを、1919年に王室御用達の英国宝石商ガラードがティアラに作り直したものだそうだ。高貴な女王達によって使われてきた100年以上もの歴史があるティアラ。まさに“クール”な“ティアラ”である。
ということで今年のアイビスSDは、コロナや大災害と不穏なニュースが続く中、幸せなニュースを届けてくれたベアトリス王女の結婚を祝い、「ダイメイプリンセス」「ゴールドクイーン」「クールティアラ」の3頭をサイン馬として注目したい。今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまったが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたい。