【エルムS予想2021】ソリストサンダー、函館替わりはプラス

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函館競馬の日曜メインは、ダートG3「エルムS」です。古馬ダート戦線の歴代の古豪が活躍してきた貴重なダート重賞です。

昨年の勝馬で芝G1馬でもある6歳馬タイムフライヤーをはじめ、今年9歳馬ながら昨年2着のウェスタールンド、約1年ぶりの出走ながらJpn1を含む交流重賞10勝の実績No1のケイティブレイブ、Jpn1かしわ記念の2着馬ソリストサンダー、今年のG2マーチSの覇者レピアーウィット、一昨年のマーチSの勝馬で前走マリーンSを勝ったスワーヴアラミスらの古豪が多数出走してきました。

その古豪勢に挑んできたのが、唯一の4歳馬で平安S・2着のアメリカンシード、5歳馬からは前哨戦マリーンSの2着オメガレインボー、3着のダンツキャッスル、プロキオンS・2着のトップウイナーといった勢いのある馬達です。

その中で注目しているのは、6歳馬で前走かしわ記念の2着のソリストサンダーです。ソリストサンダーは、かしわ記念の他にG3武蔵野Sの2着があるものの、重賞は未勝利です。名だたる古豪馬達と比較すると実績は劣るかもしれませんが、前走のJpn1・2着の結果は無視できません。

例年札幌競馬場で行われるエルムSが今年は函館競馬場での開催となる点がソリストサンダーにとって大チャンスと言えます。これまで函館競馬場で2度走り、1勝5着1回という成績を残していますが、その1勝は2勝クラスの駒場特別で、良馬場で道中4番手の先行勢の位置取りで進め、3コーナーから捲り気味に進出し、直線で先頭に立つとそのまま3馬身差で快勝しました。

この時の時計が1分44秒3で、開催の馬場差もあるので単純比較はできませんが、前哨戦マリーンSの勝ち時計が稍重馬場で1分43秒7でしたので、実質的には上回っていると言って良いでしょう。その時の斤量が57kgで、今回は1kg減の56kgということでさらなる時計短縮も十分可能と考えます。

ということで今年のエルムSは、ソリストサンダーの重賞初制覇に期待したいと思います。