16日は東京競馬場で2歳重賞の「東京スポーツ杯2歳ステークス」が開催されます。この時期の2歳重賞はキャリアもまだ少ない馬がほとんどのため、参考となる情報も限られてきますが、過去のデータ分析によるレース傾向も判断材料の一つとなるのではないでしょうか。ということで、過去10年間のデータをもとに東京スポーツ杯2歳ステークスの傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気の勝率高め

「1番人気」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数が最多です。勝ち馬は10頭中9頭が「4番人気内」となっており、上位人気の勝率は高めです。一昨年は1～3番人気が人気順に決着しているように、全体的に順当決着が多いレースですが、2011年には二桁人気馬が2頭絡む波乱となり、昨年も1～3番人気が圏外に飛んで波乱決着となるなど、何とも掴みどころがないといった印象もあります。何れにせよ「1番人気」の信頼度は高いので、とくに1着馬に関しては手堅くいったほうがベターかもしれません。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「1枠」＆「先行」が好成績

コースは東京競馬場の芝1800mを使用。枠番は「1枠」が最多の5勝を挙げており、3着内の回数も最多です。また、勝率（38.5%）・連対率（38.5%）・複勝率（53.8%）の全てにおいてトップです。「8枠」も2着5回と連対率（31.6%）は高めですが、「1枠」が際立って好成績を残しております。

脚質は「先行」が最多の5勝を挙げており、勝率（13.9%）と連対率（19.4%）がトップです。連対数と3着内の回数は「差し」の方が多いので差し馬の成績も悪くありませんが、勝ち馬に関しては「先行」から出やすい傾向となっております。

■馬体重の増減が「-3～+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、3勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3～+3kg」に注目です。

■前走レースが「新馬」だった馬に注目

前走レースは、最多の3勝を挙げている「新馬」に注目です。前走着順は、過去10年で3着内に入った述べ30頭中25頭が「1着」だった馬でした。前走が「4着以下」の馬は3着内が0頭で割り引き（0-0-0-24）。

■騎手に傾向は見られず

騎手は、2勝以上を挙げている騎手はおらず、これと言って極端な傾向は見られません。

※現役騎手のみを表示しております。