【JRA天皇賞・秋2023】1週前追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3を公開
中距離路線の最高峰「天皇賞・秋」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。
イクイノックス(牡4、木村哲也厩舎)
10/19(木)美浦・南W(良)6F78.9-5F65.4-4F51.4-3F37.4-1F11.8(馬なり)
C.ルメール騎手を背に美浦の南Wで2頭併せ。古馬3勝クラス僚馬ボーデンを2馬身追走し、前半は前を見ながら折り合いに専念。3~4コーナーでジワジワと差を詰めていくと、直線は内からラスト1F11秒8の脚であっさりと交わし、1馬身差を付けて先着しました。開門直後で時計の出る馬場ではありましたが、時計はこの日の一番時計と優秀で、馬なりでこの時計なら好状態と見て良さそうです。2週前はWコースで5F67.4-1F12.2の好時計を馬なりでマーク。ここまでの調整過程は順調そのものです。
ガイアフォース(牡4、杉山晴紀厩舎)
10/19(木)栗東・CW(良)6F80.7-1F11.6(馬なり)
西村淳也騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ。古馬3勝クラスと、古馬2勝クラスの2頭を5馬身ほど先行させ、最後方から追走。徐々にピッチを上げて直線は外から前の2頭を捉えると、ラスト1F11.6の脚で早々に交わして1頭に2馬身、もう1頭に6馬身差を付けて最先着を果たしました。この馬はこれまで追い切りでは坂路でしか追われたことが無かった馬でしたが、ここへ来て初めてCWコースで併せ馬を消化し、かつ時計もいきなりの猛時計と、インパクトのある追い切りを見せてきました。陣営がもう一段階踏み込んだ調整を進めてきたという印象で、ここは高い勝負気配を感じます。
ドウデュース(牡4、友道康夫厩舎)
10/19(木)栗東・CW(良)6F81.1-5F65.8-4F51.1-3F36.2-2F22.4-1F11.2(馬なり)
武豊騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ。古馬オープンの僚馬ユーキャンスマイルとフライライクバードの2頭を大きく先行させて最後方で追走。6,7馬身ほど差があり、3~4コーナーでもその差はそこまで縮まらず、直線を向いてようやく5馬身程度まで差が縮まったという流れ。ただ、直線追われてからはラスト2Fは11.2―11.2という圧巻の加速ラップで最内から2頭を交わし、2番手のフライライクバードに2馬身差で最先着を果たしました。国内で最後に追われた2走前の京都記念の追い切りも好時計で動きも抜群でしたが、今回もそれに匹敵する内容。騎手の合図への鋭い反応と瞬発力を見せながら、最後まで手応えに余裕ありと、絶好の気配を感じさせてくれる追い切り内容でした。