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【キーンランドC2026追い切り】ウインカーネリアンは「買い」か?最終調教から見えた好材料と不安材料

公開: 2026/08/20 14:34

中央競馬
【キーンランドC2026追い切り】ウインカーネリアンは「買い」か?最終調教から見えた好材料と不安材料

昨年のスプリンターズSの覇者・ウインカーネリアンは、高松宮記念3着以来となる実戦。9歳の高齢馬ということで状態面が気になるところだが、衰えを感じさせるどころか最終追い切りでは秋の大目標へ向けて順調な仕上がりをアピールした。

最終追い切りは「馬なりしまい重点」で最終調整

最終追い切りは函館芝コースで三浦皇成騎手を背に馬なりで行われ、4F55秒3-3F40秒2-1F11秒6をマーク。序盤から折り合いはスムーズで、直線でも無理に追われることなく軽快なフットワークを披露した。しまい重点の内容だったが、ラスト1F11秒6まで自然に伸びており、余力を残したまま高いパフォーマンスを見せている。

三浦騎手も「ブリンカーを着けて気持ちが入っていたし、いい脚取りで最後まで走ってくれた。変わらず順調」と好感触を口にしており、5カ月ぶりの実戦を迎える不安は感じさせなかった。昨年以上に順調に調整できているというコメントからも、陣営の手応えの大きさが伝わってくる。

1週前は「重馬場で全体的に強めの負荷」

一週前追い切りでは、函館ウッドコースの重馬場でしっかり負荷をかけた。新馬レジームチェンジを2.2秒追走しながら最後は0.2秒先着。5F67秒4-4F53秒0-3F38秒6-1F12秒4という時計も、重い馬場を考えれば十分に評価できる内容だった。実戦を見据えて強めに追われたことで心肺機能に刺激を入れ、最終追い切りでは馬なりで鋭い反応を確認するという理想的な調整過程を踏んでいる。

一週前で負荷をかけ、直前は余裕を残して整える――。メリハリの利いた調教メニューは、ベテランらしい仕上げ方といえる。長く第一線で活躍を続けてきた実績馬だからこそ、無理なくピークへ持っていく調整ができている印象だ。

異なる展開のスプリントG1で結果を出してきた

前走の高松宮記念でも、その地力の高さを改めて証明した。ハイペースを前々で受けながら、一旦は先頭へ立つ積極的な競馬を披露。勝ち馬にはかわされたものの、パンジャタワーとの競り合いを制して3着を確保した内容は高く評価できる。厳しい流れを正攻法で押し切ろうとしての好走だけに、決して展開に恵まれた結果ではなかった。

昨秋のスプリンターズSはスローペース、高松宮記念はハイペースと、まったく異なる流れで結果を残している点は大きな強みだ。前へ行くだけの逃げ馬ではなく、流れに応じて番手で脚をためる競馬もできるようになり、レース運びの幅が広がっている。速い流れでも最後まで粘り込める持続力は、現在のスプリント路線でもトップクラスと言えるだろう。

今回は昨年5着だったキーンランドCへの再挑戦となるが、当時よりも調整過程は順調。三浦騎手も「昨年以上に順調」と手応えを口にしており、陣営の評価は昨年を上回る。

9歳でも依然として完成度は高い

もちろん9歳という年齢は気になる材料ではある。しかし、今回の追い切りを見る限りフットワークの力強さや反応の鋭さに衰えは見られず、むしろベテランらしい完成度の高さが際立っていた。調教内容だけを見れば、年齢を理由に評価を下げる必要はないだろう。

秋にはスプリンターズS連覇という大きな目標が待っている。その前哨戦となるキーンランドCで、王者が健在ぶりを示す可能性は十分。充実した調整過程を経て臨む今年の始動戦は、昨年以上に期待が持てる一戦となりそうだ。

【キーンランドC2026追い切り】充実ぶりが際立つエーティーマクフィ、昨年の雪辱へ万全の仕上がり