【キーンランドC追い切り2026】9歳でも完成度高いウインカーネリアン、調整過程は昨年以上
公開: 2026/08/13 18:55

キーンランドCで復帰戦を迎えるウインカーネリアン。今年で9歳となるが、1週前追い切りでベテランらしい完成度の高い動きを披露した。
三浦騎手騎乗で実戦向きの追い切りを消化
1週前追い切りは函館ウッドコースで三浦皇成騎手が騎乗。約2秒先行する2歳新馬レジームチェンジを目標に進み、4コーナーで楽な手応えのまま差を詰めると、直線ではゴーサインに鋭く反応して1馬身先着した。時計は5F67秒4ー1F12秒4。数字だけを見れば目立つものではないが、反応の鋭さと余裕のある走りが印象的で、実戦を意識した質の高い内容だった。
三浦騎手は「昨年よりも早めに美浦へ戻してもらい、しっかり乗り込むことができています。ブリンカーを着けてゲート確認もしていますし、かなり順調です」とコメント。今回の追い切りでは反応だけでなく、他馬がいる状況での駐立も確認しており、レースを想定した細かな調整まで順調に消化している。
調整過程は昨年以上
今年の調整過程は昨年以上に評価できる。昨年は海外GⅠ帰りでキーンランドCへ臨んだが、今年は国内GⅠ・高松宮記念3着からの始動戦。休養期間はほぼ同じながら、海外遠征による消耗がない分、調整はスムーズに進んでいる。
最大の武器であるスピードも健在だ。もともとは関屋記念、東京新聞杯を制したマイラーだったが、近年は1200mでさらに才能が開花。2025年のスプリンターズSでは大外16番枠から好スタートを決め、先行策からGI初制覇を果たしたように、スプリント路線でもトップクラスの先行力を誇る。
札幌芝1200mはスタート直後からポジション争いが激しくなるコースだけに、この馬のダッシュ力は大きなアドバンテージとなるはずだ。昨年のキーンランドCは5着だったが、海外遠征帰りという難しいローテーションを考えれば悲観する必要なし。今年は昨年以上に余裕を持った調整ができており、状態面は確実に上向いている。
9歳でも完成度は高い
もちろん、9歳という年齢を考えれば若い頃の上積みは大きくない。しかし、追い切りで見せた反応やフットワークからは衰えは感じられず、豊富な経験による完成度の高さが際立っている。三浦騎手が「去年以上に順調」と語るように、今年はより良い状態で復帰戦を迎えられると見て良い。
実績はメンバー最上位クラス。1週前追い切りの内容からも仕上がりは高水準で、持ち味の先行力を生かせる展開になれば重賞タイトル奪取も十分視野に入る。秋のGI連覇へ向け、その走りから目が離せない一頭である。

