【函館記念2017予想】高齢馬&巴賞敗退組のデータから導き出された“穴馬”2頭とは?!
今週末の16日(日)はハンデ重賞の函館記念。夏の2000m路線の中でも特に頭数が揃うこともあって、毎年予想も競走の中身も面白いレースなのですが、今年もフルゲート16頭と揃いました。ハンデも52kgのケイティープライドから58kgのマイネルミラノまで幅広くちょうどいいハンデバランスに思われ、より面白いレースとなりそうです。
「高齢馬」と「巴賞組の巻き返し」に注意!
さて、その中で今年注目なのがナリタハリケーンです。過去の函館記念の傾向を見てみると、高齢馬の好走が目立ちます。過去10年でも3着以内に7歳以上の馬が9頭も入っていますし、8歳以上としても5頭も入っているのです。しかも2011年に至っては3着までの馬が8歳、10歳、8歳と高齢馬で独占までしているのですから、高齢馬にとっては魅力的なレース。
これだけ好走していれば、無視する訳にはいきません。そういう意味でも8歳馬のナリタハリケーン、カムフィー、スーパームーンは注目でしょうし、7歳馬のタマモベストプレイ、マイネルミラノ、ケイティープライドまで注目が必要でしょう。
そしてもう1つ函館記念の傾向として言えるのが、巴賞組なかでも敗退組の巻き返しが目立っていることです。過去10年で3着内に入った巴賞組はなんと13頭。トライアル的な意味合いからも当然と言えば当然かもしれませんが、より注目なのがそれら馬達の巴賞での着順です。巴賞で連対していた馬は13頭中、たったの1頭しかいないのです。残りの10頭は、連に絡んでない敗退組の巻き返しなのです。
同じ競馬場で距離が200mしか違わないのにも関わらず、結果はがらっと変わるのが函館記念の特徴でもあるのでしょう。このデータからは、巴賞で3着以下のナリタハリケーン(3着)、ダンツプリウス(4着)、スーパームーン(5着)の3頭に注目が必要となります。
ここで高齢馬、巴賞敗退馬に該当するのが2頭。8歳馬で巴賞3着のナリタハリケーンと、8歳馬で巴賞5着のスーパームーンとなります。この2頭のどちらかと考えた時、騎手の比較をしてみると、ナリタハリケーンの藤岡康太騎手が今年函館で8勝しているのに対して、スーパームーンの四位騎手はまだ1勝のみとなっており、今年の北海道シリーズでは藤岡騎手の方がノッているようです。
ということで、函館記念の過去の傾向から高齢馬、巴賞敗退組ということでナリタハリケーンとスーパームーンに注目し、とくにその中でも函館で好調の藤岡康太騎手が乗るナリタハリケーンが大注目で大激走をしてくれるのではないかと予想します。
波乱傾向が強い函館記念、今年は一体どんな結果になるでしょうか。楽しみです。