【洛陽S予想2019】結果が欲しい2頭

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負け続けて勝ちきれなくても同じ騎手を乗せ続けるというのは厩舎サイドの判断だけではなく、当然オーナーサイドの理解も得られないと難しいものです。かつてテイエムオペラオーと和田騎手のコンビの間にも菊花賞の敗戦後は武豊騎手のもとへ乗り替わりの打診があったという話もあり、このケースではオーナーと調教師の間柄、調教師と騎手の師弟関係から引退まで乗り続けることが出来ましたが、1着というわかりやすい結果が出ないことには厳しい目で見られるのは今も昔も変わらないのかもしれません。

特にG1シーズンになると質の高い外国人騎手が大挙してくるようになり、ジョッキーと競走馬の信頼関係をじっくり築いていくよりも、目先のレースをどうにか勝利させてくれる騎手に依頼していくという流れはもはや必然とも言えるのでしょう。

そんな風潮だからこそ、乗せ続けてくれるのに結果が出せていないジョッキーに掛かるプレッシャーというのも大きいもの。今週土曜京都メインレースに組まれている洛陽ステークスに出走するキョウヘイと高倉騎手、そしてカツジと松山騎手の2組がそれに該当します。

馬券を購入する立場から見れば人気薄で2,3着にくれば御の字と言えますが、オーナーサイドからすれば良いところまでいっても勝ちには繋がらなかったと判断されてもおかしくはありません。

カツジは昨年のニュージーランドトロフィー勝利以降は馬券にも絡めず、キョウヘイは昨年の準オープン垂水ステークスを勝利してオープン昇格以降は未勝利ということで、それぞれデビューから一貫して組み続けているコンビですが、そろそろ目に見える成果が欲しいのは間違いないところでしょう。

昨年はサトノアーサーがこのレース勝利から重賞ウィナーまで上り詰めたレースですが、今年もマイルのオープン常連で昨年のこのレース2着だったグァンチャーレ、遅咲きのディープインパクト産駒グリュイエールの参戦もあり、オープンとは言えレベルの高い一戦となりそうです。