“白毛馬女王”VS“初代白毛馬重賞ウィナー”!白毛馬一族同士の対決が札幌記念で実現!
先週の17日に函館競馬場で行われた函館記念は、白毛の6歳馬ハヤヤッコが中団のイン追走から差し切り快勝。2019年のレパードS以来となる重賞Vを決めた。
レパードS勝ちをはじめ、オープンのブラジルCやスレイプニルS勝ちなどダートを中心に活躍してきた馬だったが、今年春から芝へ転身。初戦の日経賞では13番人気ながらメンバー上がり最速の脚で5着に善戦。芝への高い適性を示した。
次走は8月21日に札幌競馬場で開催される札幌記念を予定。やはり芝でもタフな洋芝との相性が良いと踏んでの参戦だろう。札幌記念には同じ白毛馬のソダシも参戦。この2頭の白毛馬対決が最大の注目カードとなりそうだ。
ソダシはダートを主戦場としてきたハヤヤッコとは打って変わってデビューから芝で活躍してきた馬。昨年12月のチャンピオンズCでダートに初挑戦し、12着敗退。しかし、今年初戦のフェブラリーSでは番手追走から3着に粘り、ダートG1でも上位に食い込む能力の高さを見せた。5月はヴィクトリアMで再び芝へ戻し、見事に快勝しG1・3勝目を果たした。
芝を主戦場としてきたが、ダートでも結果を残したソダシ。ダートを主戦場としてきたが、芝でも結果を残したハヤヤッコ。臨戦過程は全く真逆だが、芝&砂の二刀流、いずれもシラユキヒメの血を引く同じ白毛馬ということで、共通点は多い2頭だ。
G1・3勝のソダシが実績的には圧倒的に有利だが、ハヤヤッコも白毛馬として初めてJRAの重賞を制した偉大な先輩だ。この2頭の対決に心躍るファンは多いはず。“白毛馬女王”と“初代白毛馬重賞ウィナー”の白毛馬一族牡牝対決は、どちらに軍配があがるのか?ターフで映える2頭の対決に注目だ。