禁馬券ウィークに迫る天使と悪魔の囁き
今週は給料日前だから馬券を買うのは控えておこう。そう心に決めていざ迎えた週末でも競馬ファンであれば競馬のことを頭から一切無くすことは非常に難しいことです。競馬のことを考えてしまうのは競馬ファンの性であり致し方のないことですが、馬券を買ってしまいそうになる自分に囁きかけてくる存在がいます。天使か、悪魔です。
天使は、≪馬券を買わないように≫と囁いてくれ、私達を冷静な気持ちにさせてくれます。この気持ちが動かない限り馬券を買う事は先ずないでしょう。しかし、囁きかけてくるのは天使だけではありません。むしろその大半は悪魔の囁きでしょう。≪こんな美味しいレース買わなきゃ損≫だと。心の隙間を縫って悪魔は囁いてきます。せっかく今週はノー馬券ウィークにしようとしていた気持ちを台無しにせんと囁きかけます。お昼をすぎ、メインレースが近づくにつれどんどんその声は大きくなってきます。PATで馬券を買う人は、口座に残高がある状態がほとんどでしょう。その都度その都度入金をしていたのでは手間がかかって仕方がありません。その為、馬券は買おうと思えば買えてしまう状況にいる人がほとんどです。
悪魔の囁きに負けてしまう人には共通点があります。それは、馬券を買わないと決めたにもかかわらずオッズや結果など、リアルタイムの動向を調べてしまう人です。特に自宅でグリーンチャンネルを視聴できる人などは要注意で、WINSや競馬場に行く人はもはや確信犯です。意志が強い最初のうちは予想だけして楽しんでいたとしても、悪魔の囁きが強くなる頃には抗いきれなくなり、ついには馬券を買ってしまいます。これを避けるにはグリーンチャンネルもJRAのホームページもその他競馬関係のメディアには全く触れないこと。夕方16時頃までの半日を過ごしてしまえば馬券の誘惑を振り切るのも容易いものでしょう。無理せずメリハリを付けて楽しむのが、長く付き合うコツです。