【きさらぎ賞2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
クラシックの登竜門「きさらぎ賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
フリームファクシ(牡3、須貝尚介厩舎)
2/1(水)栗東・CW(やや重)6F88.1-5F71.6-4F55.8-3F39.5-1F11.4(馬なり)
川田将雅騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。半兄の僚馬リューベックを2馬身半追走すると、直線半ばで並びかけ、最後はラスト1F11秒4の脚で伸びるも半馬身遅れてゴールしました。全体時計も遅く、ラストも交わしきれませんでしたが、持ったままの馬なり調整でもしまいは11秒4と加速自体は抜群。しっかり追えばいくらでも時計は出せそうな気配で、余力を残しながらでこの内容なら問題ないでしょう。1週前は栗東の坂路で4F53.3秒、ラスト2Fは12秒5-12秒1の好ラップでまとめて終いは強めに計時してきました。雪の影響で力の要る馬場だった中でしっかりと加速ラップは刻めており、1週前の内容は抜群。依然好調域と言えるでしょう。
レミージュ(牝3、松永幹夫厩舎)
2/1(水)栗東・坂路(良)4F57.1-3F40.9-2F26.3-1F13.1(馬なり)
栗東坂路で単走。しまいだけ少し強めに追われ、4F57.1-1F13.1と馬なり中心の控えめな追い切りを消化。実質的な本追い切りは1週前で、坂路で4F54.8-1F12.0の好時計をマークしており、楽な手応えのままで一杯に追われる並走馬を抜かせず半馬身先着と好内容の追い切りを消化しています。これまでの追い切りの中では目立った良いラップで、ラスト1Fラップはこの日の全坂路調教馬の中で2位タイとなる好時計です。1月下旬に帰厩とギリギリまで外厩調整でしたが、ほぼ仕上げられてきたような印象。もともと調教で目立つ時計を出す馬ではなかっただけに、好調域にあると見て間違いないでしょう。
ロゼル(牡3、大和田成厩舎)
2/1(水)美浦・南W(良)6F82.8-5F67.0-4F52.5-3F38.4-1F12.0(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。3歳未勝利の僚馬ナムラレオを追走し、直線は内に潜り込んで強め追われ、ラスト1F12秒0の脚で伸びて併入しました。1週前も坂路でこの馬としては速い時計をマークしてきており、もともと調教では動かないタイプだった同馬が速い時計を計時して動いてきた点は好感が持てます。調教負荷を増してきたここはパフォーマンスを上げてくる可能性が高そうです。実戦においても1戦ごとにレース内容が良くなってきており、馬体も増やしながらと順調な成長過程を踏んできているところも魅力な1頭です。