【NHKマイルカップ予想2023】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
3歳マイル王決定戦「NHKマイルC」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみました。
カルロヴェローチェ(牡3、須貝尚介厩舎)
5/3(水)栗東・CW(良)4F52.1-3F36.6-1F10.9(馬なり)
酒井学騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ(レースはD.レーン騎手が騎乗)。3歳オープンの僚馬ショウナンバシットを3馬身先行させ、4コーナーで内から一気に差を詰めて取り付くと、直線は抜群の手応えで鋭伸。ラスト1Fは10秒9の切れ味であっという間に相手を3馬身突き放して先着しました。1週前はD.レーン騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、6F81.5-1F12.7をマーク。時計まずまずでも、2頭には6馬身も遅れてゴール。先週は相手に大きく差が付き強調材料に欠ける内容でしたが、最終では先週の追い切りが嘘のような手応えと伸びで併せ馬を圧倒し、不安を払拭する動きを披露しました。気性面で難しさがあり、途中で走るのやめてしまうところが1週前に出てしまったかたち。引き続き折り合いの課題はありますが、最終追いの動きを見るに状態面は絶好。あとはレース当日の精神面だけでしょう。
ドルチェモア(牡3、須貝尚介厩舎)
5/3(水)栗東・坂路(良)4F55.1-3F40.1-2F25.6-1F12.1(馬なり)
三浦皇成騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。6歳オープンの僚馬リレーションシップと併せ馬行い、ラスト1F12秒1の脚で内から伸びてクビ差先着しました。1Fごとに加速する理想的な加速ラップを刻み、馬なりながら手応えは終始優勢で、ラスト1Fも自己最速マークという好調ぶり。1週前も三浦騎手を背に重馬場のCWコースで3歳オープンのユティタムと併せ馬を行い、一杯に追われて6F81.0-1F11.5の好時計をマークして併入しました。タフな馬場でもこの時計と手応えなら、週末の雨も問題ないでしょう。前走のニュージーランドTはここを見据えてのレースで、叩かれてしっかり良化を見せてきたここは、万全の態勢でレースに臨めそうです。
タマモブラックタイ(牡3、角田晃一厩舎)
5/3(水)栗東・CW(良)6F79.7-5F64.8-4F50.8-3F36.8-1F11.7(馬なり)
栗東CWコースで単走。終始楽な手応えの馬なり調整でしたが、全体時計の自己ベストを大幅に更新し、しまいも近走では目立って速い11秒7でまとめてゴール。内目をまわった分もありますが、無理せず馬なりでこの時計なら状態面は上がってきていると見て良いでしょう。1週前はやや重のCWコースを単走で追われ、一杯に追われて7F97.7-1F11.3をマークと、長めにやってしっかり負荷がかけられました。ハードな攻めを1週前に施した効果もあってか、最終では素軽くなり、身のこなしも柔らかくなって楽に好時計をマーク。連勝で重賞初勝利と目下好調で、上昇ムードが漂う1頭です。