【クイーンカップ2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?
3歳牝馬のマイルG3「デイリー杯クイーンC」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ウンブライル(牝3、木村哲也厩舎)
2/8(水)美浦・南W(良)5F68.7-4F52.6-3F37.9-1F11.6(馬なり)
美浦の南Wで3頭併せ。古馬オープンの僚馬ゴールデンシロップと古馬1勝クラスのオレンジフィズを最後方から追走。直線序盤は最内からスムーズに取り付いて並びかけると、余力十分に伸びて中のゴールデンシロップと併入、外のオレンジフィズに半馬身先着しました。前走は長距離輸送で馬体重が10kg以上も減ってレース当日は8kg減と状態面の悪さが響いての敗退でしたが、今回は関東圏ということで輸送減りの懸念はなし。中8週とひと息入った緩みは感じられず、ここは力をフルに出せる仕上がりに整えられていると見て良さそうです。
モリアーナ(牝3、武藤善則厩舎)
2/8(水)美浦・南W(良)7F96.9-6F81.1-5F66.1-4F37.4-3F37.4-1F11.7(馬なり)
武藤雅騎手を背に美浦の南Wで単走。長めから負荷がかけられ、しまいも馬なりながら仕掛けには鋭く反応して11秒7の末脚で伸びてゴール。1週前も武藤騎手が騎乗し、南Wでラスト1F11秒8としまいは軽快な伸びを披露。前肢の掻き込みも強く、リズミカルかつパワフルな動きで、最後の脚も反応・鋭さともに文句なし。前走時から素軽さがアップしているようなところも好感が持てます。その前走の阪神JFは見せ場作れず12着に大敗しましたが、これまでとはペースも違っただけに脚を溜めることができなかった様子。道中は良いポジションで運べていたので、今回もスタート決めてスムーズに運べれば、勝ち負けになりそうです。
イングランドアイズ(牝3、安田翔伍厩舎)
2/8(水)栗東・CW(良)6F83.9-5F67.3-4F51.6-3F36.7-1F11.6(馬なり)
横山和生騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。併せ馬を3馬身ほど先行させて後ろで脚を溜め、4コーナーは外の併走馬を見据えて内側から余裕のある動きで取り付くと、ラスト1Fは11秒6の末脚を楽に出して2馬身差をつけて先着しました。11月のデビュー戦は勝ちはしたものの、馬体も精神面も幼さ丸出しといった印象でした。今回の追い切りでは落ち着いた追走とスムーズな加速を披露しており、ほぼ馬なりのまま余裕の先着を果たしています。レース・追い切りを重ねるごとに良くなっており、前走よりさらに気配はアップ。走りに集中することができれば、最後は見せ場を作ってくれそうな1頭です。