あなたは大丈夫?ギャンブル依存症になりたくないあなたへ
春のG1シーズンももう中盤、海外レースも増えたし購入したいレースが多いこの時期は、金銭的な面での心配が出てきているファンも少なくないのではないでしょうか?近年はスマホで気軽に馬券も買える時代ですから、ついついお金を使いすぎてしまったなんてことに陥りやすい環境でもあります。魅力的なレースが多いのでついつい買ってしまいたくなりますが、金銭トラブルを起こさないよう注意は必要です。
今回は、大変難しい題材ではあるのですが「ギャンブル依存症」についてと、そうならないためにできることなどをいくつか紹介させていただきたいと思います。
ギャンブル依存症にならないためには?
「ギャンブル依存症」とは、精神疾患のひとつで、その名の通りギャンブル(賭博)に対する依存症です。ギャンブルを渇望する、ギャンブルをしたい!という衝動を制御することができない、またはギャンブルをするせいで借金など社会生活上の問題が生じているにもかかわらずやめられない、といった症状のことを言います。
こうならないためにも、金銭的に厳しくなってきた時に取る行動次第でギャンブル依存を未然に防ぐことができます。
ギャンブルにまわせるお金が無いなら手を出さないのが鉄則です。無くなっても困らないお金がある時にだけギャンブルをするようにしましょう。使えるお金がない、もしくはあっても使えるお金が少ない時は、お金を賭けない、またはレートを下げてギャンブルをするようにしてみましょう。お金が無い場合は予想だけして買ったつもりでレースを見るなどし、買ってもいつもより軍資金を下げて購入するようにします。
つまらないと感じる人もいると思いますが、お金をかけないで、もしくは賭けてもいつもより低いレートで賭け、いつと違った視点でギャンブルを見てみることで、冷静な目で自分がいつも何にお金を使っているのか?を見ることができます。
適切な金額で遊べているのか?使いすぎてしまってはいないか?など、改めて見直してみてはいかがでしょうか?
「ギャンブル依存症かも…」と感じたら、ギャンブルを”少しづつ”遠ざけてみよう
ギャンブル依存を克服する方法の一つとして効果的とされているのは、自分の生活からギャンブルを少しづつ遠ざけていくことです。競馬のレースは見ないようにする、新聞も読まないようにする、パチンコのお店の前を通らない、見ないようにするなどして、少しづつでいいので遠ざけていくことです。
3日我慢できれば次は1週間、次は1ヶ月、といったようにギャンブルをしない期間を少しづつ伸ばしていくのがコツです。
一度我慢ができればそれが自信につながっていきます。辞めると決めたその日からきっぱりとギャンブルを辞めるのはどんなに意志が強い人でも難しいことです。ギャンブルをしたい!という意志に何度か打ち勝つことを重ねていくうちに、ギャンブルをしたいと思うこと自体が減っていきますし、小刻みに打ち勝つことで「自分はギャンブルを我慢できるんだ」という自信にも繋がってきます。
こういったことをコツコツと積み重ねていくことで、ギャンブル依存症だったころの思考を少しづつ変えていくことが出来ます。あくまで数あるうちの一例ですが、今日からでも試せる簡単な方法ですし、これを行うだけでも大きな変化をもたらしてくれるはずです。ギャンブル依存に悩んでいらっしゃる方はぜひ試してみてください。
それでも、すでに自分の意思だけでやめるのが難しいのであれば、病院に足を向けることも必要です。ギャンブル依存症はある日突然かかる病気ではなく、進行性の病気です。治療にも時間がかかります。自分が引き起こした問題に本人がきちんと向き合うことができなければ、ギャンブルへの依存の問題を解決していくこともできません。くれぐれも娯楽の範囲を越えてしまわないよう、気をつけて遊ぶようにしていきましょう。