【JRA京都ハイジャンプ予想2023】技量が問われる難度の高い一戦!ダイシンクローバーやテリオスルイなど出走予定馬を考察
京都の土曜8Rは障害G2「京都HJ」が開催です。コースは京都3930mの障害コースで、2週目の内回りには高さ0.8m、長さ15.9mのバンケット障害と呼ばれる台があり、この台の上に飛び乗ってまた降りるという特殊な障害があるのが特徴的なレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ダイシンクローバー(セ7、安田隆行厩舎)
前走の中山グランドジャンプで3着に好走したダイシンクローバー。重賞は昨年の東京ハイジャンプでもゼノヴァースやホッコーメヴィウスといった相手に3着と強豪を相手に善戦しており、ここでは上位。今年は初戦の中山新春ジャンプS・1着、ペガサスジャンプS・2着、中山グランドJ・3着と崩れておらず、オープンでも不安点だった昨年だったから大きく成長してきた印象です。初の4000m近い距離でも問題なく最後に脚を伸ばすことができ、雨の影響があったタフな馬場でも良い上がりの脚を使えています。馬場コンディションの良い京都ならパフォーマンスも上がってくる可能性が高そうです。
テリオスルイ(牡5、松下武士厩舎)
前走の三木ホースランドジャンプSを快勝して駒を進めてきたテリオスルイ。重賞は昨年の小倉サマージャンプ・6着、続く阪神ジャンプS・5着と結果を出せていませんが、暮れの障害オープンで2着に好走し、前走の三木ホースランドジャンプS快勝と着実に力を付けてきました。前走は襷コースの入りで逸走するかのような勢いで暴れるところも見られましたが、上手く飛越をこなして鞍上の平沢健治騎手ももよく抑えてくれました。主戦騎手の中村将之騎手に手綱が戻る今回は安定感も増すでしょうし、内容としても好位追走から早め先頭に立って突き放しての快勝と競馬自体は強い内容でしたので、ここは悲願の重賞初Vも期待できそうです。
ビーマイオーシャン(牡6、音無秀孝厩舎)
障害オープン・3着から駒を進めるビーマイオーシャン。昨年4月に芝から障害へ転身し、2戦目で勝ち上がって昇級戦のオープンでいきなり3着とここまで順調です。前走は約1年ぶり、馬体重も26kg増、新人騎手とのコンビと厳しい条件だったことを考えれば勝ちに等しい内容。飛越の度に置かれていくところも見られたので、まだまだ経験不足の感も否めませんが、人馬ともに障害にまだ慣れていない状態で3着まで伸びてくるのだから期待は大きい1頭です。相手も一気に強くなりますが、不安よりも期待感が上回る1頭です。