【目黒記念2019予想】波乱のハンデ長距離戦!ブラストワンピースやルックトゥワイスなど出走予定馬を考察

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ダービー後のハンデ長距離重賞「目黒記念」が26日、東京12Rで行われます。昨年は9番人気のウインテンダネスが優勝し、一昨年は8番人気のフェイムゲーム、2015年には11番人気のヒットザターゲット優勝と、ハンデ戦らしく人気薄の台頭が目立つレースです。1番人気も4年連続で馬券には絡んでおりますが、穴馬にも十分警戒が必要な一戦と言えるでしょう。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

ブラストワンピース(牡4、大竹正博厩舎)

昨年有馬記念を制し、グランプリホースとなったブラストワンピース。今年は始動戦の大阪杯で1番人気に推されるも、6着に敗退。2000mではスピードも足りず、序盤の位置取りも悪く、3~4コーナーも大外を回して直線へ入っていくという内容でした。タフな馬場で外を回して後半に特化したロングスパートでは分が悪かったという印象です。距離は2400m以上がこの馬にとってはベストでしょうし、広い東京なら持ち味もフルに発揮できる可能性は高いです。今年は10月にフランスで行われる凱旋門賞を目標にしており、目黒記念のあとは8月の札幌記念を走ってフランスへ向かう予定。今回は重い斤量を背負わされそうですが、59.5キロを背負い2400mを走る凱旋門賞の試走にももってこいでしょう。意外なローテーションですが、メンバー的には負けられない一戦です。

ルックトゥワイス(牡6、藤原英昭厩舎)

今年の始動戦の日経新春杯では、天皇賞春・2着のグローリーヴェイズと半馬身差の2着に健闘したルックトゥワイス。コース取りの差もあり、内容的には強い競馬で負けてなお強しと考えるべきでしょう。その後は日経賞・6着、前走の新潟大賞典で4着と結果を残せておりません。ただ、前走の新潟大賞典では直線で他馬に寄られて窮屈になってしまった不運もありました。消耗戦に強いタイプで、力の要る馬場も苦にしない強みがありますが、逆に急加速が問われる展開や高速馬場では他馬に劣るところがあります。重賞戦ではいつも人気上位に推されますが、不運にみまわれ結果を残せずに敗れることが多く、初コンビとなるD.レーン騎手と共に悲願の重賞初制覇となるかに注目です。

ポポカテペトル(牡5、友道康夫厩舎)

昨年の目黒記念は4着。その後は夏の日本海Sを制して以来ずっと休養中だったポポカテペトル。長期休養の理由は明らかになっておりませんが、久々の出走に喜ぶファンは多いでしょう。昨年の目黒記念ではスタートから外々を回り、コースロスのある立回りとなりましたが、早めに進出する積極的な競馬で直線の序盤では先頭に立つ場面もありました。直線では瞬発力で劣って4着となりましたが、昇級初戦としては十分な内容。一昨年の極悪馬場の菊花賞では13番人気の低評価を覆して3着に善戦しており、道悪も得意。約9ヶ月ぶりの休養明けで、馬場も今の軽い馬場ではどうかという不安がありますが、切れる脚より持続力で勝負するタイプだけに東京2500mは合いそうで、ハンデ次第では好走も十分ありそうです。

他にも、同じ東京芝2500mのアルゼンチン共和国杯で2着の実績があるムイトオブリガードや、中山芝2500mの日経賞・5着のゴーフォザサミットなど、長距離戦線で活躍する馬たちが揃いました。ダービーの余韻も覚めやらぬ中、トリを飾る伝統のハンデ重賞を制すのは一体どの馬か?楽しみが尽きません。目黒記念は、5月26日(日)、東京競馬場の12Rで実施。発走時間は17:00の予定。