【JRAマーメイドS予想2024】牝馬限定のハンデG3!コスタボニータやミッキーゴージャスなど出走予定馬を考察
京都の日曜メインは波乱の決着が多い牝馬のハンデ重賞「マーメイドステークス」です。各馬の評価が難しい牝馬のハンデ戦という条件に加え、雨の影響を受けやすい梅雨の時期の開催ということもあり予想は至極困難を極めます。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
コスタボニータ(牝5、杉山佳明厩舎)
前走の福島牝馬S・1着から参戦するコスタボニータ。道中は好位の内を追走し、直線は前が空かずにややブレーキを利かせるシーンもありましたが、外へ出すと末脚一閃で一気に捕らえて交わして差し切り勝ちを達成。今年初戦の愛知杯でも3着、続く中山牝馬Sも勝馬と0秒3差の5着と近走は崩れておらず、5歳になって充実期に入ったという印象を受けます。京都コースは初となりますが、小倉・中山・福島とどんなコースでも安定して上位争いを演じており、ここでも力は発揮してくれるでしょう。
ミッキーゴージャス(牝4、安田翔伍厩舎)
前走の大阪杯・14着から巻き返しを狙うミッキーゴージャス。さすがに強豪牡馬相手のG1では力が足りませんでしたが、牝馬同士のここは地力上位と見て良いでしょう。2走前の愛知杯では五分のスタートから序盤は無理せず控えて追走し、向正面から強気に促して前目に進出。直線は長く脚を使いつつ押し切る強い競馬で快勝と、レースセンスと末脚の持続力は高い1頭です。また、京都2000mで行われた3走前の修学院Sでは、中団追走から勝負どころで外を回って追い上げて差し切りと、京都コースでも強い競馬を見せており、舞台適性も十分。まだまだ完成途上という印象もありますが、愛知杯に次ぐ2つ目の重賞タイトルも十分にありえるでしょう。
タガノパッション(牝6、武幸四郎厩舎)
福島牝馬S・6着から参戦するタガノパッション。2走前の中山牝馬Sでも6着と近2戦は崩れていますが、3走前の愛知杯では2着と噛み合った時は強い競馬をしてくれます。その愛知杯は出負け気味のスタートでしたが、中団の内に取り付いて4コーナーまで脚を温存し、ラストはしっかりと外へ出して上がり最速35秒4の脚で差し切る強い勝ちっぷりでした。この馬は小倉巧者で見事に高い適性を活かしたかたちですが、終いは安定して脚を使えますし、斤量の恩恵も受けられそうなここも勝ち負けの期待十分でしょう。