【シリウスS予想2021】秋のダートG1戦線を占う重要な一戦!ハヤヤッコやゴッドセレクションなど出走予定馬を考察
チャンピオンズカップの前哨戦としても有名なダートハンデ重賞「シリウスステークス」が今週の中京土曜メインで開催されます。11月のJBCクラシックやチャンピオンズカップといったビッグレースへ向けてダート中距離路線の実力馬が集う一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察していきたいと思います。
ハヤヤッコ(牡5、国枝栄厩舎)
2019年のレパードSの覇者で、白毛で初めて中央重賞を制覇したハヤヤッコ。今年は初戦の東海Sで6着、マーチSで5着と結果を出せていませんが、前走のスレイプニルSを快勝し、復調気配を見せてきました。4コーナー最後方から大外一気の追い込みでゴボウ抜きと、圧巻の勝ちっぷりでした。終い一手の競馬は相変わらずですが、ハマった時はやはり強い馬です。中京の成績は東海S・6着の一戦のみですが、これまでの5勝中4勝が左回りで、長い直線と左回りは相性の良い舞台です。前走で弾みを付けて重賞2勝目を狙います。
ゴッドセレクション(牡3、今野貞一厩舎)
今年の兵庫チャンピオンシップとジャパンダートダービーでいずれも2着のゴッドセレクション。なかなか勝ち切れてはいないものの、ダート路線における3歳世代の中では、トップクラスの実力の持ち主です。前走のアタマ差の2着も、勝ち馬とは展開のアヤ一つで変わってもいい僅差でした。鞍上はデビュー2戦目から前走まで手綱を握ってきた中井裕二騎手で、騎手として悲願の重賞初制覇を果たせるかどうかにも注目が集まります。
アナザートゥルース(セ7、高木登厩舎)
昨年のダイオライト記念の覇者、アナザートゥルース。前走のアンタレスSはまさかの殿負けでしたが、中団大外からの競馬でロスもあり、距離短縮、高速馬場、熱中症の疑いなど様々な要素が重なっての敗退でした。2走前のダイオライト記念では逃げた中で早めにプレッシャーを受ける展開でも、3着に踏ん張る強い競馬で好走。7歳でもまだまだ地力上位と言って良いでしょう。東海S・2着の中京が舞台なら、巻き返しの可能性は十分でしょう。