JRAセントウルS(2021)の穴馬は、復調の兆し見えた夏のスプリンター

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先日公開したデータ分析記事でも述べたように、1番人気は過去10年一度も馬券を外しておらず、複勝率は100%と軸としての信頼度が非常に高くなっています。

今年の1番人気の最有力候補は、G1馬のレシステンシアで間違いないでしょう。阪神JFの覇者で、桜花賞、NHKマイルC、高松宮記念のG1・3戦でいずれも2着と実績は最上位です。データ通り、馬券圏内で言えば100%に近い信頼度はある馬と評価し、本命軸馬として有力視したいと思います。

前走のヴィクトリアマイルは先行策から6着敗退も、その前の高松宮記念は差して2着、その前の阪急杯は逃げ切っての快勝と短距離路線では快調です。1400m以下では強敵ダノンスマッシュの2着以外は全勝しており、マイルからの距離短縮は条件好転となります。

中京の1200mは前半33秒台で流れることもありますが、阪急杯では速いラップを踏めて勝ち切っていますし、斤量も1kgマイナスの54kgという条件なら大きく崩れることはないでしょう。ということで本命は、レシステンシアです。

本命軸馬はこの馬で間違いないとして、問題は相手です。相手はなるべく絞って狙い撃ちしたいところですが、今回はどうしても外せない穴馬を1頭紹介したいと思います。

その馬はレッドアンシェルです。昨年は北九州記念、一昨年はCBC賞を快勝した夏のスプリンターで、今年は春の高松宮記念で18着と殿負けを喫しましたが、前走の北九州記念で5着と今年も暑い季節から復調の兆しを見せてきています。今年の2戦はいずれも休み明けの一戦での敗退でしたが、叩かれて良くなるタイプなだけに叩き2戦目となる今回はパフォーマンスも上がってきそうです。

開幕週の中京1200mということで、高速馬場で速いラップを踏んでいくレースではどうかという不安はありますが、過去には開催初日の京都1200mで行われた彦根Sを、先行策から上がり3F32秒台で2馬身差快勝した実績もあり、高速馬場の後半に速いラップを持続する力は見せています。坂の下りでスピードに乗せてという競馬ができる中京なら、食い込んでくる可能性は十分にあると感じます。

ということで今年のセントウルSは本命レシステンシア、穴馬にはレッドアンシェルを絶対におさえておくという予想で勝負したいと思います。