【フィリーズレビュー2019予想】伏兵ラブミーファインの先行力に期待!

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10日(日)、桜花賞トライアルの最終戦「フィリーズレビュー」が阪神競馬場で行われます。先週行われたチューリップ賞と比べるとややメンバーレベルは落ちるイメージで、桜花賞直結という意味合いもやや薄れる気もしますが、それでも王道路線以外から桜花賞への切符を狙いに多くの馬が集結するということで、馬券的妙味や、各馬の予想自体はチューリップ賞よりも面白いかもしれません。今年もフルゲート18頭が集まり、ここから飛躍を目指す馬たちが集まりました。

実績的には、重賞2着から参戦してきたアウィルアウェイやホウオウカトリーヌ、阪神JF出走組からプールヴィル、レッドアネモス、メイショウケイメイ、ラブミーファインなどが上位。前走500万クラスを勝ってきた勢いのある馬も6頭出走してきており、多種彩々なメンバーとなりました。

今回とくに注目しているのは阪神JF・14着のラブミーファインです。ラブミーファインは、新馬戦で重賞2勝馬ニシノデイジーに勝った後、函館2歳Sで2着となり、その後、重賞3戦して8着、4着、14着という結果に終わっています。重賞を4戦という戦績は出走馬18頭の中でもダントツの経験ですが、近走の順位からも今回は伏兵扱いが濃厚です。

しかし、今回は覚醒する雰囲気も感じられます。追い切り内容を見てみますと、昨年までは栗東坂路のラスト1Fは最速でも12.5秒だったのが、1週前の27日には12.1秒を記録し、今週6日の最終追いでは12.0秒とかなり優秀な時計をマークしております。走りやすい馬場や時間帯、ラスト1Fまでの負荷のかけ具合などによって時計は変わってきますが、それでも終いはかなりいい時計です。末脚の力が増している可能性もあり、仕上りも良さそうです。

さらに、基本は前へ出していく先行脚質で、新馬戦や函館2歳Sではそのまま押し切る競馬を見せており、前走の阪神JFでも直線で一瞬先頭に出そうになり見せ場を見せる場面も見られました。追っても伸びきれないもどかしさもありますが、そんな中で坂路調教で鋭い末脚を披露してきたということは、レースでももう一伸びに期待したいところです。

ホープフルS・3着で重賞2勝のニシノデイジーや、共同通信杯・3着で重賞1勝のニシノデイジーにも勝った実績があるラブミーファインなら、今回のメンバーが相手なら上位に食い込める可能性は高いのではないでしょうか。

ということで今年のフィリーズレビューは、能力的にも申し分なく、馬券的妙味もあるラブミーファインの巻き返しに期待し、桜花賞への切符を獲得してもらいたいと思います。