【朝日杯フューチュリティS予想2025】2歳マイル王決定戦!リアライズシリウスやアドマイヤクワッズなど出走予定馬を考察

2歳牝馬チャンピオンを決める阪神ジュベナイルフィリーズに続き、今週は牡馬混合の2歳チャンピオンを決める「朝日杯FS」が行われます。今年はどんな期待馬が揃ったのでしょうか?今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
リアライズシリウス(牡2、手塚貴久厩舎)
新潟2歳Sを快勝し、重賞初制覇を果たしたリアライズシリウス。前走ではスタートで遅れながらも先行策を選択し、緩んだ入りを上手く利用してリカバリー。その後はラスト3Fの加速にも対応し、後続に4馬身差をつける完勝。一方で、スタートの不安定さやレース経験の浅さから「危うさ」も指摘されており、現状は素質で押し切った部分も大きいと言えます。それでも指数面では歴代優勝馬と比較しても遜色なく、ポテンシャルは確か。引き続き津村騎手とのコンビでG1奪取を狙います。
アドマイヤクワッズ(牡2、友道康夫厩舎)
前走のデイリー杯2歳Sを快勝し、重賞初制覇を果たしたアドマイヤクワッズ。スタート後は出たなりの位置取りで、折り合いに苦労する馬の後ろにつけた坂井瑠星騎手は、直線で相手の癖を瞬時に見抜き、ヨレたタイミングに合わせて追随。巧みな判断で勝負根性を引き出しました。レースは前半・後半とも34.5秒のミドルペースから、ラスト11.2-11.2でまとめるレコード勝ちと文句なしの内容。坂井騎手も「もっと上でもやれる」と太鼓判を押しており、朝日杯FSでも上位争い必至の存在と言えます。
カヴァレリッツォ(牡2、吉岡辰弥厩舎)
前走のデイリー杯2歳S・2着から参戦するカヴァレリッツォ。スタート後に外へ張る面を見せたものの、C.デムーロ騎手が素早く内へ誘導して前に壁を作る形に持ち込み、うまく折り合いをつけました。3~4コーナーではインを突き、直線では長く良い脚を使って加速。しかし、アドマイヤクワッズが寄ってきた場面で外へ逃げるような仕草を見せた点は今後の課題と言えます。それでも精神面の成長が進めば、更なる前進は確実。テンションをうまくコントロールできれば、朝日杯FSでも末脚をしっかり発揮してくれるはずです。

