【阪神大賞典2026予想】アドマイヤテラ1週前追い切りで圧倒、ラスト11秒9で2頭突き放す
公開: 2026/03/12 17:18

春の長距離王決定戦・天皇賞(春)へ向けた重要な前哨戦となる阪神大賞典へ向けて、アドマイヤテラ(牡5、友道康夫厩舎)が1週前追い切りを消化した。
12日には、栗東CWコースで3頭併せ。ダノンフィーゴが先頭、トップオブザラインが続き、アドマイヤテラは最後方から追走する形でスタートした。6ハロン標識の時点で前との差は6〜7馬身ほどあったが、道中は余裕十分の手応えで徐々に差を詰めていく。4コーナーで前2頭の脚色が鈍ると、直線では楽々とかわして先頭へ。最後は単走となりながらも大きく先着してフィニッシュした。
時計は6F77秒8―5F63秒8―4F50秒4―3F36秒8―2F23秒7―1F11秒9。6ハロン77秒8はこの日のCWコース最速時計で、ラストも11秒9と鋭くまとめた。3週続けて同コースで一杯に追われており、休み明けながら調教量は十分。友道調教師も「最後までしっかりとやりました。帰厩当初は休み明けの感じがありましたが、今は体も絞れてきています」と仕上がりに手応えを示した。
前走の有馬記念では中山芝2500mの外枠からの競馬で、序盤から位置取りに苦労。内に同型馬がいたことでスムーズに先行できず、向正面でインに潜り込んだものの、前半の消耗が響いて直線では伸びを欠き11着に敗れた。川田騎手も「あの位置から精一杯の競馬を最後まで頑張ってくれました」と振り返っており、枠順やコース形態など条件面の厳しさが大きかった一戦だった。
アドマイヤテラは瞬発力で一気に弾けるタイプではなく、長く脚を使う持続力型。ゆえに距離が延び、上がりのかかる展開になりやすい長距離戦は本来の持ち味を発揮しやすい舞台だ。実際、武豊騎手とのコンビでは2024年菊花賞で3着と好走しており、スタミナ勝負での適性は証明済み。今回はその武豊騎手が4戦ぶりに手綱を取る予定で、人馬再結成にも注目が集まる。
昨年は大阪―ハンブルクCを制し、目黒記念で重賞初制覇を飾るなど、長距離路線で存在感を示してきた。阪神大賞典をステップに、最終目標はもちろん天皇賞(春)である。友道調教師も「菊花賞の内容からも長い距離で持ち味を出せると思います」と語っており、仕上がりの良さを武器に久々の重賞タイトルを狙う構えだ。
長距離適性の高さと豊富な調教量を武器に、春の盾へ向けた試金石となる一戦で存在感を示すことができるか。前走の有馬記念11着以来、約3カ月ぶりの実戦となるが、入念な調整過程を踏んでおり、復調気配を漂わせているアドマイヤテラの走りに注目だ。

