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【ターコイズS予想2025】リピーターの牙城か?新星の台頭か?主役候補4頭をピックアップ

2025/12/19 21:33
【ターコイズS予想2025】リピーターの牙城か?新星の台頭か?主役候補4頭をピックアップ

2025年の中央競馬も残すところ2節となり、今年最後のG3として牝馬限定のターコイズステークスが開催。年末開催という時期も影響してか、このレースは一度好走した馬が翌年以降も結果を残す“リピーター傾向”が強い一戦だ。

過去を振り返ると、その傾向は明確である。2017、2018年はミスパンテールとデンコウアンジュがそろって1着、3着に好走。2020、2021年はアンドステラが連続2着に入り、2021年の勝ち馬ミスニューヨークは翌年に連覇、さらに2023年も3着を確保した。加えて2022年3着のフィアスプライドが翌2023年に優勝しており、この舞台への適性が何より重要であることを示している。

近3年は前走5着以下の馬が馬券に絡んでいないが、それ以前は二桁着順からの巻き返しも珍しくなかった。ポイントは前走内容で、重賞以外なら勝ち負けしていたこと、距離はマイル以上を経験していることが条件となる。当日人気は上位が基本で、ハンデは55キロ前後、年齢は4歳馬を中心に5歳馬までが狙い目。脚質は先行タイプが有利だが、差し馬にも展開次第で勝機はある。以上を加味して注目したいのが4頭。

まず注目したいのがウンブライルである。重賞勝ちはないものの、G1でも上位争いを演じてきた実力馬だ。前走の富士ステークスは5着だったが、スタートでやや遅れながらもすぐに立て直し、斤量59キロを背負ってソウルラッシュに迫る内容は高く評価できる。東京マイルで適性を問われた中での好走であり、条件が替わる今回は地力上位の存在として無視できない。

チェルビアットは勢いという点で最も魅力的な1頭だ。前走の紅葉ステークスでは、ラスト3ハロンを11秒2―11秒1―11秒2でまとめる切れ味を発揮し、古馬相手に完勝。1600メートルまでなら重賞でも通用する力があることを改めて示した。NHKマイルCで速い流れを経験しており、先行力も兼ね備えている点は、このレースにおいて大きな強みとなる。

ビップデイジーは復調気配がはっきりしている。春は本来の走りを欠いていたが、ローズステークスから内容が一変。前走の秋華賞6着も、終始外を回るロスの多い競馬で能力差は感じさせなかった。G1で3着に入った実績を考えれば、ハンデ戦のG3で能力上位は明らかであり、ここは巻き返しがあって不思議ではない。

ソーダズリングは一昨年のターコイズステークス4着馬で、この舞台への適性は証明済みだ。前走スワンステークスは18着と大敗したが、落鉄の影響が大きく、度外視可能な一戦である。爪の弱さを考えれば条件が整う今回は見直しが必要で、秋2戦目の上積みも期待できる。

実績、勢い、舞台適性が交錯する今年のターコイズステークス。この4頭はいずれも勝ち負けに加わる資格を十分に備えており、混戦の中でも中心となる存在だと断言できる。 

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