【阪神カップ2023予想】狙い目はエエヤン!阪神1400mは合う

今週の土曜日、阪神競馬場では1400mのG2「阪急杯」が開催。今年の短距離重賞のラストという位置づけもあり、1200mと1600mの重賞常連馬17頭が一堂に会します。

マイル路線から来る有力馬も多数いますが、スプリンターズステークスを制したママコチャの参戦により、スプリント王対マイル路線の猛者という対決の構図が描かれます。

そんな中で今回有力視したいのは、唯一の3歳馬であるシルバーステート産駒のエエヤンです。

未勝利戦からスタートし、3連勝でニュージーランドトロフィーを制した実績馬です。NHKマイルでは9着に終わり、秋に復帰して毎日王冠では8着、前走のG1マイルチャンピオンシップでは10着に終わりました。

復帰後の成績は芳しくありませんが、注目すべきはエエヤンが戦った相手の実力です。毎日王冠8着時の勝者エルトンバローズはマイルチャンピオンシップで4着に入り、2着のソングラインはヴィクトリアマイルと安田記念を制した馬でした。この相手に0秒6差の8着は割り引くほどの負けではないでしょう。

前走のマイルチャンピオンシップで10着に敗れましたが、勝者のナミュールや2着のソウルラッシュは香港マイルで好走しており、ハイレベルな一戦だったことは確か。香港はスプリント路線が高いレベルとされていますが、今年は香港マイルも同様に強力なメンバーが揃っていました。今回のメンバーが相手なら十分に勝ち負けを演じてくる可能性はあると考えます。

また、行きっぷりが良い馬なので気性的にもマイルよりは1400mの方が合いそうで、距離短縮はプラスに働きそうな気配。適性的に外回りコースよりも相性が良さそうですし、急坂右回りも【3-0-0-0】と好成績。舞台適性については不安視する必要はないと見ています。枠についても2枠3番と好枠を引けており、好条件は揃っています。

近走は展開と適性が合わずの凡走で、メンバーレベルが下がる点からも巻き返しのチャンスは十分。凡走続きの近走からオッズ妙味もあり、ここは狙い目の1頭となりそうです。初の1400m、初の阪神コースという条件ではありますが、適性的にはマッチする可能性が高いと見て、有力視したいと思います。