【レパードS予想2018】エングローサー父子制覇なるか？

新潟の日曜メインは、3歳馬限定で行われる今年最後のダート重賞「レパードステークス」です。最近、地方交流も盛んになりダート路線も整備されてきたとは言え、中央での3歳馬限定となるとユニコーンステークスとレパードステークスだけだったりしますので、個人的にはもう少しこの路線を充実させてほしいと思う限りです。

とにもかくにも3歳限定のラスト重賞を狙いに、ジャパンカップダート3着のグレーとタイム、同レース6着のドンフォルティス、ユニコーンステークス3着のエングローサー、同レース9着のグリム、ダートでは底を見せていないアドマイヤビクター、園田競馬で行われた兵庫チャンピオンシップで2着となったビッグスモーキーなど実績を持っている馬達に加え、古馬混合の1600万や1000万で勝利や上位に来ている馬達も居て、なかなか多種彩々なメンバーが揃いました。

そんなメンバーの中で注目しているのは、ユニコーンステークスで3着に好走しているエングローサーです。前走ユニコーンステークスでは、勝ったルヴァンスレーヴと同じ最速の上りタイムをマークしているのですが、最後の直線で行き場を失い、不利を受けての3着でした。

今回距離が1800mと伸びますし、エングローサー自身1600より長い距離を走ったことがないので距離延長に不安が残るところですが、東京1600mで不利を受けながら伸びてきたレースを見るかぎり、距離克服は十分に可能と思わせてくれます。

そしてエングローサーのお父さんはあのドバイワールドカップでも2着に好走したトランセンドなのですが、実はトランセンドが初めて勝ったオープンのレースが第一回レパードステークスでした。

3歳限定重賞となって最初のレースに勝利したのがトランセンドなのです。トランセンドはこのレパードステークスを勝利して以降、少しずつ力を付け、古馬になってからJCダートの連覇やフェブラリーステークス、南部杯を勝利するなど、その時代を代表するダート馬に上り詰めてきました。その息子であるエングローサーも高い適性があってもおかしくありません。

ということで、トランセンド産駒のエングローサーが初めての1800mの距離を克服し、お父さんに続いてレパードステークスを勝利してくれることに期待したいと思います。