エストソルシエール蹄葉炎発症により安楽死
ドリームジャーニー、オルフェーヴル全妹でありステイゴールド・オリエンタルアートの間に生まれた初の牝馬であるエストソルシエールが蹄葉炎を発症し、9/20に安楽死の措置が取られていたことが明らかになりました。
以前から脚に不安を抱えていることは本サイトでも幾度か報じましたが、デビューは難しいながらも繁殖への道は開かれているのではないか、と考えていただけに安楽死の報道には落胆を隠しきれません。
この蹄葉炎ですが、発症してしまうと完治は難しく多くの競走馬が悩まされてきた病気の一つであります。競馬をやっていて、なぜ骨折ごときで予後不良・安楽死処分にしなくてはいけないのか、あまりにも非道ではないかと言われることが多々ありますが、競走馬は脚を一本骨折してしまうと、その脚をかばうために他の脚に負担がかかり、怪我をしなかった脚が蹄葉炎となってしまうことが多く、無事に生かすことが難しいため、苦渋の決断なのです。
エストソルシエールは出走もしなかったため予後不良ではありませんが、以前より前脚に不調があり、先日後ろ脚にも影響が出てきていると判明した矢先のことでした。本当にデビューを楽しみにしていたファンも多いだけに残念です。
ステイゴールドとオリエンタルアートの血統を継ぐ牝馬としては、エストソルシエールの更に妹が2014年に誕生しています。エストソルシエールの無念を晴らすべく、というとその仔への負担も大きくなってしまうかもしれませんが、余計に期待をされてしまうのはしかたのないことかもしれませんね。