【昇竜S予想2022】馬券圏内率100%のフルム、苦手距離克服なるか?

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中央競馬開催のグレードレースは今でも年々昇格が行われるなど充実してきていますが、3歳ダート路線の重賞は地方交流重賞ありきと言える状態が続いており、ダート色が強い競走馬にとってはまだまだ恵まれた環境とはいえないかもしれません。

一方でサウジ遠征を行ったセキフウなど国外に活路を見出す陣営もあり、ドバイでのUAEダービー、アメリカのケンタッキーダービーも選択肢としてありうるだけに、3歳ダート有力馬にとっては選択肢が増えてきているとも言えます。とはいえ遠征を苦にしない馬ばかりというわけでもないだけに、やはり国内戦で完結できるような路線の充実は引き続き求められるところでしょう。

そんな中で注目したいのは今週日曜中京10レースに組まれている3歳オープンの昇竜ステークスで、非重賞ながら重要な出世レースでもあり、ダート1400mというスプリンター、マイラーともに参戦がしやすい距離設定から、今年も面白いメンバー構成で行われます。

芝のスプリントG1で強さを発揮してきたビッグアーサー産駒のグッドディールはミルコ・デムーロ騎手が引き続き騎乗で挑む予定となっており、ヒヤシンスSでは5番手追走からバテず伸びずといった競馬で敗退していますが、、1400mダートで連勝してきただけに1ハロン短縮で得意の舞台に戻る今回は上位人気が想定されますが改めて勝ち負けが期待される1頭です。

母にチャンピオンズカップ勝ちのサンビスタを持つジレトールも1400mダートで結果を残してきていますが、前走ほど楽に逃げを打てるかどうかが試金石となり、控えると味がない内容でこれまで敗退しているだけに、今回も引き続き騎乗予定の川田騎手がどの位置取りを選択するのか注目です。

スプリンターでも勝ち負けができそうな舞台ということで狙ってみたいのが、シニスターミニスター産駒のフルムです。

未勝利勝ちまで時間がかかっていますが、その後は末脚勝負の結果に徹する競馬が身についており、長くパートナーを組む水口騎手との息も合っていると思えます。

中京のダートコースはこれまで【1-2-1-0】と馬券園内を外しておらず、1200mダート中心のローテーションが組まれていることもあり、1400mダート、かつオープン戦となると相手関係含め難しいレースとなりますが、印もメンバー構成から減ることが予想され、穴馬として狙ってみたい1頭ですね。