【春興S予想2021】ハーモニーマゼラン、良血牝馬の壁として立ちはだかれるか

今週日曜中山の10レースに組まれている3勝クラスの特別戦・春興Sに先々に期待が持てる良血馬ルナシオンが出走を予定しています。出走を予定している美浦・藤沢厩舎所属の4歳馬・ルナシオンは先々に期待が持てる良血馬です。

美浦・藤沢厩舎所属の4歳馬で父ディープインパクト、母ビラミマという血統背景で、半兄に種牡馬入りしているジャパンカップ・大阪杯勝ち馬のスワーヴリチャードがいます。

父がハーツクライからディープインパクトにかわったことで距離適性がやや短めにシフトしているのか、デビュー戦は芝1800mを選択しており中距離路線に向かうものと思われましたが、その後も芝1600mか1800mに絞ったローテーションが組まれており、今回も芝1600mへの参戦となっています。

ここを勝てば阪神牝馬Sなどでも血統的に人気になりそうな1頭ですが、ここ2戦で連勝こそしているものの、重賞初挑戦となったクイーンカップでは1番人気10着と大敗している点と、連勝も平場の条件戦によるものとなっており、相手関係が強化される特別戦、かつハンデ戦となると、昇級初戦をいきなりクリアしての3連勝は厳しいのではないかと思われます。

また、ルメール騎手が騎乗することからも人気が上がることが予想され、馬券妙味を考えると今回はこのクラスでの実績がある馬に妙味があるのではと考え推奨したいのが、ダイワメジャー産駒で同じく4歳馬のハーモニーマゼランです。

鞍上はここ3戦パートナーを組んでいる木幡巧也騎手が引き続き騎乗予定となっています。

3歳時にはNHKマイルカップ勝ち馬で今週の高松宮記念に出走を予定しているラウダシオン相手に2着の実績もあり、ここ2戦はこのクラスで連続1番人気に支持されながら3着続きとなっていることから、クラスなれも見込める今回は連に絡む可能性が高いのではないでしょうか。

ハーモニーマゼラン自身も人気の一角ではありますが、ルナシオンに単勝オッズが集中するようであれば妙味が出てきそうですので、当日のオッズにも注目して狙ってみたい1頭ですね。