14日（木）は門別競馬場でダート1200メートルの3歳限定Jpn3「北海道スプリントカップ」が行われる。1着賞金は2400万円。昨年から3歳限定戦として実施されており、将来のスプリント界を担う有力馬が集う注目レースだ。

このレースからは後にJBCスプリントなどビッグレースを制した馬も誕生している。過去にはダンシングプリンスが活躍。3歳限定となった初年度の昨年はチカッパが優勝し、その後東京盃を制しJBCスプリントでも2着と、出世レースとしての存在感を示した。

今年の主役は兵庫チャンピオンシップを制し重賞初勝利を挙げたドレフォン産駒のマテンロウコマンドだ。前走は1400メートル戦だったが今回は1ハロン短縮。芝短距離重賞で活躍したダイアナヘイローを母に持つ血統からも距離短縮は問題ない。今回も勝ち負け必至の存在といえる。

対抗馬は道営所属のミラクルヴォイス。ゴールドドリーム産駒でこれまで9戦5勝、門別のスプリント戦では安定した成績を残している。初の門別参戦となるマテンロウコマンドに対し、地の利を活かして食い下がる可能性がある。

穴候補は同じく道営所属のワンダーウーマン。ホッコータルマエ産駒で南関東で活躍しフェブラリーステークスにも出走したスピーディキックの半妹だ。昨年は成績に波があったが、今年に入ってからは逃げ足が冴えている。人気薄でマイペースの逃げに持ち込めれば、一発があっても不思議ではない。