【新潟2歳S予想2016】大物の予感?!ルーラーシップ産駒期待の星、イブキ

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日本は今台風ラッシュ。8月に入り3つの台風が東海上を北上、立て続けに台風が発生しており土砂災害や高波など、各地厳重注意が必要となっております。競馬ファンの皆様も外出時はくれぐれもお気をつけ下さい。

さて、今週日曜の新潟メインは「第36回新潟2歳S」です。この世代にとっては最初のマイル重賞で、年末の2歳G1や翌年のクラシック戦線を見据えて素質馬が揃う注目の一戦です。2013年の勝ち馬ハープスターは桜花賞を制し、同2着のイスラボニータは皐月賞を制すなど後のクラシック戦線で活躍する馬も出てきており、未来のスターホースを見つける貴重な機会でもあります。

今年の素質馬が勢揃い!出世レースを制するのはどの馬だ?!

今年の2歳馬で新馬戦の勝ち方が強かったのはモーヴサファイア(牝2、池添学厩舎)。中京の新馬戦で2馬身半差で快勝。好位の外につけて先行馬をマークし、直線は外から伸びてあっさりと抜け出しました。スタート後に出していき、3番手でスムーズに折り合えたあたりは高評価です。2着馬も次の未勝利戦で勝ち上がっていますし、素質はありそうなのでここでも好走が期待されます。

東京の新馬戦で2馬身差をつけ快勝し、2戦目のダリア賞でも2着に健闘したマイネルバールマン(牡2、博憲厩舎)も注目の1頭です。前走は休み明けでしたし叩かれた上積みに期待です。今年から新種牡馬となったジョーカプチーノ産駒の走りがどんなものなのかも気になる所です。

そしてマイネルバールマンをダリア賞で負かしたリンクスゼロ(牡2、森秀行厩舎)も侮れません。新馬戦では2着に敗れるも、デビュー3戦目の未勝利戦で優勝、そしてダリア賞優勝と徐々に力をつけてきています。ダリア賞は好内容でしたがローテーションが厳しい流れなだけに人気は下がりそうです。デビュー後の2戦は後ろからでしたが、勝った近2戦は逃げ切っており、初の重賞でどういった競馬をするのかも注目ですね。

大物の予感たっぷりのイブキ。ルーラーシップ産駒の稼ぎ頭となるか?

最後の紹介となりますが、筆者が個人的に一番注目しているのがルーラーシップ産駒という珍しい産駒のイブキ(牡2、奥村武厩舎)です。東京の新馬戦では最後の直線の追い比べを制して勝利。1番人気の馬にプレッシャーをあたえながらスムーズな競馬でラストも良い勝負根性でした。馬場が良かったとは言え、2歳のこの時期で東京の1800mで1分50秒を切るのはなかなか。調教も好調ですし、大物になりそうな予感を抱かせてくれています。ここで重賞を獲ってルーラーシップのブランドイメージアップにも貢献したいところですね。

今年の年末、そして来年のクラシックと、競馬界を盛り上げてくれる若き主役を決める夏の闘いからは目が離せません!