今年の中央競馬リーディングジョッキーは、140勝（うち重賞11勝）を挙げたC.ルメール騎手が獲得した。勝率26.9％でJRA最高勝率騎手、獲得賞金37億1436万1000円でJRA最多賞金獲得騎手にも輝き、騎手3部門を独占。昨年に続き3度目となる騎手大賞を受賞し、通算8度目のリーディングジョッキーとなった。

シーズン中は戸崎圭太騎手に首位を明け渡す時期もあったが、年末にかけて着実に勝ち星を積み重ね、定位置とも言えるリーディングの座を守り切った。特に秋は存在感が際立ち、秋華賞をエンブロイダリー、菊花賞をエネルジコ、天皇賞・秋をマスカレードボールで制するなど、3週連続でG1制覇を達成。大舞台での勝負強さを改めて示した一年となった。

また、リーディングトレーナーには年間61勝（うち重賞5勝）を挙げた杉山晴紀調教師が輝いた。2年ぶり2度目の受賞で、安定した管理力と勝負どころでの存在感を強く印象付ける結果となった。