【JRA】中央競馬年間売上は5年連続で3兆円超え!14年連続で前年比増

JRAは28日、2025年の全日程を終了したと発表した。2025年のJRA売り上げは、発売金が3兆5059億6687万8300円で対前年比105.2%、売得金は3兆4853億1261万100円で同じく105.2%となった。3兆円超えはこれで5年連続。発売金、売得金ともに14年連続で前年を上回り、安定した成長を続けている。開催競馬場の入場者数も522万9792人で対前年比101.8%と増加し、現地観戦の回復と定着が数字に表れた形だ。
中でも注目を集めたのが有馬記念の売り上げだ。有馬記念の売り上げは713億4520万6100円を記録し、対前年比129.5%と大幅に増加。昨年の550億8305万7100円を約163億円も上回り、1999年以来26年ぶり、21世紀では初となる「700億円超え」を達成した。今回の売り上げは歴代8位に相当する。
有馬記念の過去最高売り上げは1996年、サクラローレルが優勝した際の875億104万2400円であり、今回の数字はそれに次ぐ高水準だ。テレビドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」の影響も追い風となり、年末の競馬を象徴する一戦として大きな盛り上がりを見せた。2025年のJRAは、売り上げ、動員ともに堅調な推移を示し、競馬人気の底堅さを改めて証明した一年となった。

