【加付式“連番の法則”】チャンピオンズカップなど先週の回顧・検証
歴史的9冠を達成したアーモンドアイは、12月19日に中山競馬場での引退式が決まった。ラストランから美浦・国枝栄厩舎へ帰厩後、馬体に異常もなく食欲も旺盛にリラックスして過ごした同馬。3日、同調教師や担当の根岸助手らと出来たばかりの星9個ゼッケンと共に記念撮影などした後、慣れ親しんだ厩舎を退厩しノーザンファーム天栄へ移動した。引退式の中山競馬場へは直接入り、その後は来春の繁殖生活に備えて北海道・ノーザンファームへ移動。報道レベルでは、「初年度はエピファネイアとの交配が有力」とのことで、初仔が誕生すれば、注目を集めることは疑いようがない。
前週のJCでは、先輩3冠馬にして現役最強アーモンドアイの後塵を拝したものの、2・3着に人気通り入着した3歳3冠馬の2頭だが、まずデアリングタクトは「年内は休養」を発表。有馬記念のファン投票、第2回中間発表で1位に推されているコントレイルも陣営から正式発表はない模様だが、戦後の陣営コメント「来年を楽しみにしている」から、こちらも有馬参戦は微妙な状況か、と思われる。しかしながら、JCの掲示板入着馬が1~5番人気、という実力通りの結果を導きだした最大功労馬と言えるキセキは、有馬記念参戦を早々に表明。また、4着馬のカレンブーケドールも鞍上に池添騎手を迎えて有馬記念参戦を表明。同レースでの引退を表明したラッキーライラックなどと併せて、年末まで楽しみなGⅠ戦線が続く。
さて先週のGⅠ「第21回 チャンピオンズカップ」では、前週まで新記録を更新してきた「1番人気連勝記録」がついに途切れる波乱となった。「更なる記録更新は堅い」と思われた圧倒的1番人気クリソベリルが、まさかの馬券圏外4着に敗れたのだ。今秋の「GⅠシリーズ1番人気連勝記録」は、前週までの7で終了。そして波乱の同レースを制したのは4番人気チュウワウィザードで、ついにJRA・GⅠを勝利。2・3着には連番の法則「ALL連番」組み合わせのゴールドドリーム、インティ入着で、「Youtube 実践編」の推奨馬券通りの決着となった。
それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 2 | 1 | 3 | 8.3 |
一組連番 | 6 | 4 | 5 | 15 | 41.7 |
同番 | 1 | 2 | 2 | 5 | 13.9 |
合計 | 7 | 8 | 8 | - | - |
出現率(%) | 58.3 | 66.7 | 66.7 | - | - |
- | 中山 | 阪神 | 中京 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 0 | 2 | 3 | 8.3 |
一組連番 | 6 | 8 | 5 | 19 | 52.8 |
同番 | 3 | 0 | 2 | 5 | 13.9 |
合計 | 10 | 8 | 9 | - | - |
出現率(%) | 83.3 | 66.7 | 75.0 | - | - |
※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
先週は、3場開催の計72レース。「一組連番」の出現数が34レース、と前週まで同様やはり通常時よりは低かったが、だいぶ確率は戻ってきた。そして、場別データをご覧いただくと依然として「58.3%~83.3%」と全体的な高確率出現に変わりなかった。「同番」が計10レースと5週連続多発し、「ALL連番」も計6レースと通常出現よりは多かった。つまり先週も「一組連番」の少なさを「同番」「ALL連番」が押し上げ、全体での高出現率をキープした形となったのである。
通常時、最も高確率な「一組連番」は先週もやや少な目ながら、ここ数週に比べれば大分戻ってきた感じがする。2日間トータルでみると、中山・阪神で12回ずつ、中京でも10回を数えた。100万超高額配当こそ無かったものの、10万超を計7回記録。その内の5回は中山で、土曜は15万~44万、日曜は48万~64万。いずれも上位人気とコラム推奨の「3~5番人気」からの「一組連番」であったことから、先週中山で「一組連番」に挑まれた方は、1回的中出来れば充分な回収率を挙げられたのではないだろうか。ただ、ここまで「購入点数を絞るのにお勧め」としてきた同枠・一組連番が先週は少なかったので、「上位人気あるいは3~5番人気を軸に両脇馬番を抑え、ある程度手広く」購入する必要があったかもしれない。
これで5週連続の多発となった「同番」は、日曜の中山で3回、阪神で0回の他は、満遍なく出現した。こちらの組も、すべて上位人気とコラム推奨の「3~5番人気」からの「同番」決着で狙い易かったのではないだろうか。特に中山では、1番人気との「同番」から12万、3番人気から45万と配当も良く、中山狙いで挑んだ方には一発回収も果たせたのでは・・・。ただ「同番」も先週は同枠絡みは少なかった。中京のみ土日とも各1回ずつ同枠絡みで決まったものの、中山・阪神では通常の「同番」決着となった。いずれにしても、依然として「同番」多発は続いているので「引き続き狙って損はない」とお勧めする。
「ALL連番」も比較的多く出現し、他2組同様すべて上位人気とコラム推奨の「3~5番人気」からの「ALL連番」。そして、この「ALL連番」では4回の同枠2騎絡みから決着したので、3組の中では先週最も同枠狙いがはまった組み合わせであった。配当的にも全6回中、万馬券に届かなかったのは僅か1回のみ。ハイライトは、前記GⅠチャンピオンズカップ。「Youtube 実践編」での「コラム推奨・1~5番人気、軸馬別推奨馬券」において、「チュウワウィザード軸馬の方は、同馬とゴールドドリームの2頭軸で、インティ3着固定がお勧め」とした「ALL連番」で20万配当となった。もちろん、1番人気クリソベリルが馬券圏外となったことで叶った高配当だがお勧めしたのは「ALL連番」2点、つまり200円のお勧め馬券であった。ご自身の狙った馬券はもちろん購入すべきだが、「一応、法則買いも抑える」ことを少額で続けることをお勧めする。
「万馬券の宝庫」最終Rは、全6レース中4レースが法則外。しかも1桁万馬券が3回のみ、と回数的には先週も不発となった。ただ、土曜中山のみ44万と弾けた法則決着となったので、この「4・5番人気『一組連番』での高配当」を手中に収めることが出来た方は一発回収となったはず。先週は、ここ以外にチャンスは無かったが、「高額万馬券」のチャンスは確率高く必ず来るのが最終R。諦めず常に一発狙いを続けることをお勧めする。