【中日新聞杯2020予想】混戦模様のハンデG3!ヴェロックスやサトノガーネットなど出走予定馬を考察
中京競馬の土曜メインはハンデG3「中日新聞杯」が開催されます。例年混戦になりやすいハンデ重賞で、今年もJRA重賞の勝ち馬が1頭のみというメンバー構成となっており、混戦ムードが漂います。今回は出走予定馬の中でも上位人気が予想される有力馬3頭をピックアップしてみました。
ヴェロックス(牡4、中内田充厩舎)
皐月賞・2着、ダービーと菊花賞で3着と昨年のクラシックで活躍した4歳馬のヴェロックス。今年は初戦の小倉大賞典で1番人気に推されましたが、時計のかかる馬場やマークを集めたことでリズムに乗れなかったこともあり、9着に惨敗しました。前走後は脚部不安で戦線を離脱し、立て直しを図り休養へ。10か月ぶりの復帰戦を迎えますが、もともと世代トップクラスで好走する能力の高さがある馬なので、状態面さえ問題なければここでも勝ち負けでしょう。
サトノガーネット(牝5、矢作芳人厩舎)
昨年の中日新聞杯の覇者・サトノガーネット。以降の重賞戦線では掲示板内にものれない競馬が続いていましたが、今年8月の小倉記念で2着に好走し、続く新潟記念でも4着と夏競馬で復調の兆しを見せてきました。欧州型という血統通り、3コーナーが外に膨らんでいることで外からの末脚が効く中京芝2000mは相性の良い条件です。同じ条件の金鯱賞では11着に大敗しましたが、極端なスローペースではさすがに厳しかった印象です。ペースが上がればこの馬の末脚が効く展開になりそうです。
トリコロールブルー(牡6、友道康夫厩舎)
今年は約1年半ぶりの重賞挑戦となった鳴尾記念で8着に敗れましたが、2走前のケフェウスSを制し、約2年半ぶりの白星を挙げたトリコロールブルー。今回と同じ条件である中京2000mのケフェウスSで、ハイペースの差し切り勝ちを果たしているように、欧州指向の追走力・持続力を生かせる条件は合っている印象です。前走のオクトーバーSでは1番人気ながら8着に大敗しましたが、位置取りが後方過ぎて外をまわるロスがあり伸びませんでした。他馬がバテるようなハイペースでもう少し前目の競馬を意識できれば巻き返しも期待できそうです。