【加付式“連番の法則”】ジャパンカップなど先週の回顧・検証

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「世紀の一戦!」として、3冠馬3頭の参戦発表以来注目を集めてきた一戦。「第40回 ジャパンカップ」の開催週に入ると「勝つのは・・・?」と、いよいよ報道も加熱。そして迎えたジャパンカップ本番。結果はご承知のように、無敗の3冠馬2騎を抑えて1番人気に推されたアーモンドアイが堂々の勝利。2着3着にコントレイル、デアリングタクトが入り文字通り3強決着となった。しかし、アーモンドアイが2着につけた差は「1馬身1/4」のまさに完勝で、後輩3冠馬に最強馬の貫禄勝ちをみせた恰好となった。これで前週お伝えした「GⅠシリーズの1番人気連勝記録」が7へ、さらに牡馬混合GⅠでの牝馬の年間勝利数も8勝へとそれぞれ更新された。

既に同レースでの引退を表明しているアーモンドアイ。史上最多の芝GⅠ勝利数をさらに1つ更新の9勝とし、さらに総収得賞金もキタサンブラックを抜いて歴代1位へと躍り出た。これで年間GⅠ3勝馬が4頭となり、残すは有馬記念までの12月のみとなった。前週「少し気が早いが・・・」と触れた「年度代表馬」の座が楽しみになってきた。無敗の3冠馬コントレイルとデアリングタクト、通常の年ならば「3冠馬」で決まってきたところだが、その3冠馬を直接対決で退けたアーモンドアイ。競馬の本場とされる欧州では「王道」とされるのが「1600m(マイル)」「2000m」「2400m」の3距離戦で、この3距離GⅠを制したアーモンドアイとマイル戦の他が「1200m」という短距離GⅠのみながらアーモンドアイに勝利しているグランアレグリア。今のところ「王道3距離戦制覇、歴史的新記録達成、3冠馬対決に勝利」で、筆者にはアーモンドアイが優勢な感じがしているが、GⅠも有馬記念まで残っている。選考も大変であろうことは今から想像される。

そのGⅠ「ジャパンカップ」では、アーモンドアイ1着から連番の法則決着。先週の「Youtube 実践編」では、「2強対決は危ういが、3強対決はほぼ堅い決着」の通説を申し上げたが、今回の3強対決もその通りの結果となり、コントレイルとデアリングタクトが隣同士の枠順になったことで「一組連番」が順当に成立した格好である。ただ、3着争いが「ハナ差」の接戦だったことからも「連番なら抑える」ことの重要性を改めて知らされた、といって良いと思うのである。

それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

11月28日
-東京阪神合計出現率(%)
ALL連番12312.5
一組連番45937.5
同番42625.0
合計99--
出現率(%)75.075.0--
11月29日
-東京阪神合計出現率(%)
ALL連番0114.2
一組連番561145.8
同番22416.7
合計79--
出現率(%)58.375.0--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント

先週は、2場開催の計48レース。「一組連番」の出現数が20レース、と前週までほどではなかったものの、やはり通常時よりは出現率が低かった。そして、先週も場別データをご覧いただくと「58.3%~75.0%」と全体的には高確率出現に変わりなかった。「同番」が計10レース、とこれで4週連続の多発。「ALL連番」は計4回と若干多めながらほぼ通常出現であったことから、先週も「一組連番」の減少分を「同番」が押し上げた出現率となったのである。

その「一組連番」は、通常時より少な目ながら10万超高額配当を計5回記録。その内の4回は土曜阪神と日曜東京で2回ずつ出現し、すべて上位人気とコラム推奨の「3~5番人気」からの「一組連番」。お勧めの同枠・一組連番は、土曜東京で4回中3回と高確率出現したが、その他は1日1レースと少なかった。高額配当も土曜阪神4Rでの1回のみ、と先週はこれまでより回数的にも配当的にもやや低調であった。ただ、同枠・一組連番は「買い目点数を絞れる」というのが最大の利点なので、高確率の「一組連番」で挑む方には、引き続きお勧めしていきたい。

4週連続の多発となった「同番」は、2場土日とも全て2回以上と満遍なく狙えたといえる。中でも土曜東京は1日4レース出現と、ひと際高確率であった。土曜阪神では2着同着の「同番」決着があったため、2レースながら決着数は事実上3回で、同着分を含めた3回すべて万馬券。先週は10万超の高額配当こそなかったが、3万から9万台あたりは多く、そのすべてが上位人気か「3~5番人気」からの「同番」であったので、出現回数と併せればやはり「同番狙い」の方には良かった週と言えたのではないだろうか。

「ALL連番」は、ほぼ通常出現率に戻り土曜3回、日曜1回の計4回。「同番」と同じく、高額配当はなかったが、4回中3回は万馬券。特筆すべきは全4回すべてが同枠2騎が入っての「ALL連番」であったこと。こちらも「狙い易さ」といった点からすれば、良かった週と言えたのではないだろうか。高額配当にはならない時でも「狙い易さ」と「購入点数の少なさ」で拾っておいてほしい。そして推奨ポイントである配当的爆発も必ず訪れるので、とにかく狙い続けていただきたい。

「万馬券の宝庫」最終Rは、土日計4レース中万馬券は2回のみ。法則決着、法則外決着からそれぞれ1回ずつ。今年は最終Rに組まれた前記ジャパンカップでは、1・2・3番人気の決着で超低配当。先週は「万馬券の宝庫」とは呼べない週となってしまった。ただ次週以降、再び3場開催となるので「高額万馬券」のチャンスは確率高く来ることが予想されるので、引き続き最終Rでの一発狙いは続けることをお勧めする。