【加付式“連番の法則”】ジャパンカップなど先週の回顧・検証
先週は、日曜東京での「第41回 ジャパンカップ(GⅠ)」をメインに、同阪神にて「第66回 京阪杯(GⅢ)」、土曜に今年は阪神での「第8回 京都2歳ステークス(GⅢ)」が行われた。
昨年の史上初、世紀の3冠馬3頭対決から早一年、今年のジャパンカップでは史上初、4世代ダービー馬対決が実現。同レースでの引退を表明していた1番人気コントレイル(福永騎手)が、ラストランを勝利で締めくくれるか、に注目が集まった。昨年の同レースでアーモンドアイに初黒星を喫して以来、GⅠ3戦で勝利を逃してきたが、見事にGⅠ5勝目(通算11戦8勝、重賞7勝)で有終の美を飾った。2着に3番人気オーソリティ、3着に2番人気シャフリヤールが入り、終わってみれば1~3番人気での法則外、順当決着となった。
同日阪神での京阪杯は、10番人気エイティーンガール(秋山真騎手)が勝ち、2・3着にも3番人気・6番人気で22万馬券の波乱となったが、こちらも法則外決着に終わった。しかし、前日の京都2歳Sでは5番人気ジャスティンロックが重賞初勝利を挙げ、2着に9番人気ビーアストニッシド、3着に2番人気フィデルが入り連番の法則「同枠・一組連番」決着し、高配当となった。なお京都2歳Sでは、父リオンディーズにとってサイアーとしてのJRA重賞初勝利ともなった。
先週一週間の主なニュース
- ラヴズオンリーユー
- 先日のアメリカ・BCフィリー&メアターフで国内外GⅠ3勝目を挙げた同馬は、次走12月12日の「香港カップ」を最後に引退し、ノーザンファームで繁殖牝馬入りすることが発表された。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 東京 | 阪神 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 2(1) | 2 | 8.3 |
一組連番 | 9(3) | 7(1) | 16 | 66.7 |
同番 | 0 | 1 | 1 | 4.2 |
合計 | 9 | 10 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 83.3 | - | - |
- | 東京 | 阪神 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2(1) | 0 | 2 | 8.3 |
一組連番 | 2(2) | 9(1) | 11 | 45.8 |
同番 | 2(1) | 1 | 3 | 12.5 |
合計 | 6 | 10 | - | - |
出現率(%) | 50.0 | 83.3 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は同枠2頭が入った回数
前週で今年の福島開催が終わり、先週は東京・阪神での2日間、計48レースで「一組連番」が計27レース、「ALL連番」「同番」が各々4レースずつ、という内訳。「一組連番」「ALL連番」「同番」すべてが、ほぼ平常出現数に戻った週となった。前週出現数を減らした「一組連番」が日曜東京以外で圧倒的多数を占め、「同番」「ALL連番」も2場開催で平均1日2回ずつと、ともに好調を維持。配当的には「ALL連番」から10万超99万未満が1回、「一組連番」からも100万超1回、10万超99万未満が1回のみと、2日間で計3回の高配当減週となった。場別出現率では「50.0%~83.3%」とオール5割以上、特に阪神は2日間とも「83.3%」と法則絶好調であった。
前週、他2組の好調出現に押されて減らした「一組連番」だが、先週は復調著しかった。土曜東京と日曜阪神では1日9回と実に4分の3(75%)を占め、土曜阪神でも1日7レース。日曜東京のみ1日2回のみであったが、「波乱レースが多い」ローカル開催が無かったためか、かなりの好調結果を残した。超高額は少なかったが、土曜東京では1番人気3着付けのお勧め法則術から唯一の100万馬券。冒頭の土曜メイン重賞「京都2歳S」でも2番人気との「同枠・一組連番」から3連複2万、3連単24万の高額をもたらした。日曜阪神では9回中6回で万馬券となり、10万超こそ無かったが5万前後や10万弱も多く配当的な堅調ぶりも発揮していた。また、唯一少なかった日曜東京では、出現2回のいずれも「同枠・一組連番」。次週以降、3場開催に戻るが特に中央開催での「一組連番」は抑えることをお勧めしておきたい。
大量出現週をはじめ、依然として好調の「同番」は日曜を中心に出現。ただ、配当的には高額に跳ねるものは無かった。日曜は東西ともに最終レースがメイン重賞という変則設定となった中、日曜東京の通常時メイン設定の第11Rでは、「同枠2頭絡み」かつ「一組連番」で決まり、3連複・3連単ともに好配当万馬券。軸馬はすべて推奨人気内で来ていたので、好配当の復活も期待しつつ次週以降も抑えることはお勧めしておきたい。
前週、爆発出現した最もお勧めの「ALL連番」は、先週も好調と言えた。ただ土曜は阪神、日曜は東京と偏った結果となり、各々の反対場で挑んだ方には不運だったかもしれない。土曜阪神では連続で出現し、連続2レース目の第8Rでは、1着が推奨人気内の4番人気、そして2番人気との人気薄(12番人気)「同枠2頭絡み」が高配当を演出し3連単14万を記録した。引き続き「同枠2頭絡み」、特に同枠相手が人気薄の際には特にご活用いただきたい。
前週に大型配当を引き戻した「万馬券の宝庫・最終R」であったが、日曜阪神の1回以外は不発に終わった。土曜は2場ともに法則決着したが、万馬券には僅かに届かず。日曜は最終12Rがともにメイン重賞で行われ、JCはご存じのように1~3番人気の超低配当決着となった。唯一高額となった日曜阪神最終R「京阪杯」は、22万高額となったが残念ながら法則外決着。次週からはいよいよ今年の最終月。高額配当を期待して最後まで思い切って挑んでいこう。