【加付式“連番の法則”】クイーンSなど先週の回顧・検証

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7月30日、JRAは9月6日までの競馬開催について発表した。8月9日までについては、既に「無観客」の継続が決定しているが、残る9月6日までの夏競馬開催について「札幌競馬と小倉競馬については、引き続き『無観客競馬』を継続」としたが、「新潟競馬については、『新潟県内在住、ネットからの指定席購入、約600名』の条件付き限定で入場を再開する」と発表した。また、先に一部で入場を再開した地方競馬でも、新たに浦和競馬が、やはり限定条件つきながら「8月12日から入場を再開する」と発表し、東京シティ競馬(大井)でも「9月からの入場再開を目指して、8月中にテスト入場(招待制プレオープン)を実施する」とした。新型コロナウィルスの終息が見えない中、中央・地方ともに競馬界でも新たな形の模索に入ったといえる。

先週の主な出来事としては、重賞3勝を挙げ、今年の春の天皇賞でも2着好走したスティッフェリオ(牡6歳、栗東・音無厩舎)が屈腱炎を発症し引退。また地方・笠松競馬では調教師1人と騎手3人が免許更新されず、引退したことがわかった。詳細は不明ながら、この中にはトップジョッキーとして活躍し、JRAでも度々騎乗していた佐藤友則騎手が含まれる。

なお、先週の達成記録としては、土曜新潟9レースで国分優作騎手が、現役58人目となるJRA通算200勝を達成している。

波乱決着が続くメイン重賞レースは、先週も唯一の重賞「クイーンステークス(GⅢ)」で、11番人気レッドアネモスが勝利し3連単は15万円配当に。そしてそのレッドアネモスは3着に入った1番人気スカーレットカラーの「一組連番」。またもや連番の法則が波乱を演出した格好となった。

それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

8月1日
-新潟札幌合計出現率(%)
ALL連番21312.5
一組連番571250.0
同番21312.5
合計99--
出現率(%)75.075.0--
8月2日
-新潟札幌合計出現率(%)
ALL連番2028.3
一組連番681458.3
同番1128.3
合計99--
出現率(%)75.075.0--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番等)は「同番」としてカウント

先週の新潟、札幌の土日2場合計48レースでは、出現確率No.1の「一組連番」が26レース、「ALL連番」が5レース、「同番」も同じく5レースの出現回数。「一組連番」「ALL連番」「同番」の全組が平均的な出現率といえたが、全5回の「ALL連番」が土日2回ずつと、新潟に偏って出現したのが特徴的だった。

連番の法則全体では、新潟・札幌ともに土日とも「75.0%」と、すべての開催で4分の3を占める高確率ぶりとなった。

高確率・高配当な「一組連番」は、前記のとおり札幌「クイーンS」で15万配当の波乱を演出。さらに土曜新潟のメイン「新潟日報賞」でも2着に入った3番人気レノーアの「一組連番」に該当する16番人気ニシノキントウンが3着に入り、こちらも12万の高額配当。その他、万馬券の宝庫・最終レースでは土曜札幌を除いた土日新潟と日曜札幌の3回すべて「一組連番」で万馬券を記録。特に新潟は、土日とも当コラム注目の3~5番人気との「一組連番」で、土曜は31万、日曜も16万の高額配当をもたらした。先週も書いたが、ご自身の注目する軸馬が上位人気や3~5番人気ならば、両脇馬番に目を向けて2桁人気ならば「チャンス」と捉えて抑えていただきたいと思う。

先週の「同番」も、新潟狙いの向きには10万超配当が土日1回ずつと当たりとなった。その高額配当は、土日とも2番人気との「同番」決着で、土曜20万、日曜16万配当となった。先週同様、1回取れれば充分な配当と言えたであろう。また札幌でも日曜は2万と1桁配当に終わったが、土曜は1番人気との「同番」で2桁に近い9万配当。引き続き「同番」で狙うなら諦めずに狙い続けることを第一に、ご自身の軸馬や上位人気との「同番」も、根気よく買い続けていただきたいと思う。
なお、「YouTube解説編・第4回『同番』」を先週公開したので、買い方のポイントなど併せてご覧いただきたい。

最もお勧めと推奨している「ALL連番」は、先週も札幌は低調に終わった。土曜は1回出現で配当は万馬券に届かず。日曜に至っては出現すら無かった。その分、先週も新潟は土日とも2回ずつ出現し、配当も4回中3回で万馬券。1・2番人気とも絡んでの2回は残る1頭が2桁人気の「ALL連番」。さらに注目・3~5番人気から2頭が絡んだ1回は10万一歩手前の高額配当。先週記した「大爆発」とはならなかったが、少額投資ですむ「ALL連番」にも注目し続けていただきたい。

先週の高額万馬券の宝庫最終レースは、先週も土日4レース中3レースが連番の法則。その3回すべてが「一組連番」で、高額配当は当該項で述べた通り。残る法則決着の1回も1桁とはいえ3万馬券。また法則外となった1回も、配当は15万。最終レースはやはり、荒れますので、こちらも法則該当馬が人気薄なら「チャンス」と捉えて、思い切った勝負を。