キングマンボ号(牡26)、老衰のため死す
エルコンドルパサーやキングカメハメハなどのG1優勝馬たちを送り出してきた種牡馬のキングマンボ(牡26)が老衰のため、安楽死となったことがわかった。同馬を繋養(けいよう)する米国ケンタッキー州のレーンズエンドファームがホームページで発表している。
キングマンボは父に20世紀を代表する大種牡馬のミスタープロスペクター、母はブリーダーズカップマイル2連覇を含むG1・10勝を挙げたミエスクという超良血馬であった。生涯成績は13戦5勝で1993年の仏2000ギニー(プールデッセデプーラン)、セントジェームズパレスS、ムーランドロンシャン賞で勝利しG1・3勝という実績を残した。引退した後も種牡馬として活躍し、今もなお世界中で同馬の産駒が活躍している。日本では初年度初産駒のエルコンドルパサーが1998年のジャパンカップを優勝していたり、種牡馬としても有名なキングカメハメハが2004年のダービー馬を優勝しており、彼らによる活躍はキングマンボ系という血統を一躍有名にした。日本の競馬と深く関係し、大きな影響をあたえてきた歴史的大種牡馬であった。競馬界を盛り上げる産駒をたくさん輩出してくれたことに深く感謝の意を表するとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。
キングマンボ号、本当にお疲れ様でした。