【京都新聞杯2018予想】ダービーへの最終切符!ユーキャンスマイル✕荻野騎手、“笑顔”で獲得なるか?!

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3歳牡馬クラシックで最も重要と言えるダービーへの切符も、いよいよ残り少なくなってきました。今週京都で行われる京都新聞杯、東京で行われるプリンシパルステークスとNHKマイルで、各馬がその切符を狙います。

京都新聞杯は、いつのころからか優先出走権がなくなってしまいましたが、G2ということで2着までの馬には賞金が加算されるため、実質的には2枚のダービーへの切符があると言ってもいいでしょう。今年は17頭と例年以上に頭数が多く、なかなか面白いレースとなりそうです。

皐月賞に出走したケイティクレバー、ダブルシャープをはじめ、昨年暮れのG1ホープフルステークスで3着に好走したステイフーリッシュ、きさらぎ賞で2着となったグローリーヴェイズなどの重賞好走馬に加え、前走500万を快勝した組から、ディープインパクト産駒のフランツ、フランケル産駒のタニノフランケル、ハービンジャー産駒のレイエスプランドル、ハーツクライ産駒からアドマイヤアルバとアルムフォルツァなど、実績馬から新興勢力まで入り混じって大混戦ムードとなっています。

その中で、注目しているのは、キングカメハメハ産駒のユーキャンスマイルです。馬名の由来が「笑ってごらん」ということで、どこかいいことがありそうな馬名でもあります。

ユーキャンスマイルは、2走前に500万のつばき賞を優勝し、前走は毎日杯に挑戦し6着に敗れました。いい流れで上がってきたものの、この馬の癖とも言える口向きの悪さが災いしたのか、伸びそうで伸びずにこの結果となってしまいました。

前走の結果もあり重賞の壁を感じてしまいますが、京都コースは2戦2勝と得意にしており、そのうちの1戦は今回の京都新聞杯と同じ2200mで快勝しています。2200mという非根幹距離での勝利経験自体かなりプラス要素となりますし、得意の京都コースとなれば巻き返す可能性は十分あると言っていいでしょう。

デビューから前走まで武豊騎手が全てのレースで手綱を握ってきましたが、騎乗停止処分中のため、荻野琢真騎手へと乗り替わりとなります。関東の競馬ファンにはあまり印象がないかもしれませんが、2009年にはテイエムプリキュアで日経新春杯を11番人気で快勝した時の鞍上としてなら記憶がある方もいらっしゃるでしょう。

まだ重賞戦線では騎乗経験も少ない若手ですが、関西の条件戦ではなかなか味な競馬をしてくれることで注目されている騎手でもあります。こういった重賞挑戦をきっかけにして、名前を全国的に売ってもらいたいと応援したい騎手でもあります。

ということで今年の京都新聞杯は、プラス要素たっぷりのユーキャンスマイルが、荻野騎手とのコンビでダービーへの切符を獲得し、笑顔で東上してくれることでしょう。