東京の日曜メインは秋の天皇賞へと繋がる一戦「毎日王冠」です。天皇賞秋の過去10年の勝ち馬は10頭中5頭が毎日王冠から来ており、本番を占う上で見逃せない一戦と言えるでしょう。今回は過去10年間のデータをもとに毎日王冠の傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」はまずまず、中穴の活躍目立つ

「1番人気」は最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。好走率ベースにおいては勝率（50%）、連対率（60%）、複勝率（60%）の全てにおいてトップで、とくに勝率は断トツです。1番人気の成績はまずまずですが、「2番人気」は2着が1回のみと不振なのも気になるデータです。あとは「5番人気」が3着3回、「6番人気」が1～3着に1回ずつ、「8番人気」が1,2着に1回ずつと中穴の活躍が目立ちます。「9番人気」も3着2回、「10番人気以下」が2,3着に2回ずつと人気薄が2,3着に絡むケースも少なくありません。大穴はほとんど来ませんが、中穴までは買い目に含めておきたいところです。

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

■「4・6枠」＆「逃げ馬」が好成績

コースは東京競馬場の芝1800mを使用。枠番は、「6枠」が最多の3勝を挙げており、連対数は「4枠」と最多タイで、3着内の回数も最多です。好走率ベースでは、「2枠」が勝率（16.7%）がトップで、「4枠」が連対率（42.9%）と複勝率（50%）がトップです。複勝率は「6枠」も42.1%と高く、「4枠」と「6枠」の好走が目立ちます。

脚質は、「差し」が勝利数、連対数、3着内の回数が最多で、好走率ベースでは「逃げ」勝率（20%）、連対率（40%）、複勝率（50%）の全てでトップです。とくに逃げ馬は複勝率が50%と高く、逃げ候補には警戒しておきたいところです。

■馬体重の増減が「+4～+9kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数も最多の「+4～+9kg」に注目。

■「4歳馬」に注目

年齢は、最多の4勝を挙げている「4歳馬」に注目。性別は、8勝を挙げている「牡馬」が中心となります。馬券に絡んだ「牝馬」は3頭おり、いずれも1番人気の馬でした。1番人気に推されるような牝馬であれば性別で割り引く必要はなさそうです。所属は「栗東」が6勝を挙げており関西馬がやや優勢ですが、大きな差はなく所属はそこまで気にする必要はなさそうです。

■前走レースが「安田記念」だった馬に注目

前走レースは、「エプソムC」が最多の3勝を挙げておりますが、今年はエプソムCから来る馬がいないため、1勝を挙げているレースの中で連対数と3着内の回数が最多の「安田記念」を注目レースに挙げたいと思います。前走着順は、最多の4勝を挙げている「1着馬」に注目です。

■騎手は「福永祐一」に注目

騎手は、最多の3勝を挙げている「福永祐一」に注目です。

※現役騎手のみを表示しております。