清々しいくらいの逃げ馬マルターズアポジーと共に現実逃避しよう!

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何が何でもハナをきる行きたがり

今年'15年2月に3歳新馬でデビューし、新馬戦で勢い良く逃げてそのまま逃げ切り勝ち。2戦目も逃げるがここでは9着に敗れる。3戦目の条件戦ひめさゆり賞でも逃げきってなんとか踏ん張って2勝目をあげる。そして4戦目は前走のプリンシパルS(OP)。ここでももちろん逃げる。勢い良く逃げて向正面では10馬身差以上の差を付けて1000m通過59.3秒で単騎快調に逃げる。しかし3コーナー4コーナーではジリジリと差を詰められ直線を向いてからは次々に抜かれていって最終的には17着に敗れた。
これまでの4戦が全て逃げで、とにかく何が何でもハナをきっていく馬だ。母のマルターズヒートは障害レースでも逃げ切って勝っているので血統的にも逃げる馬なのだろう。

福島のコースは相性ばっちり?

おそらく次走のラジオNIKKEI賞(GⅢ・福島芝1800m・7月5日)でも逃げが予想される。
福島芝1800mは右回りのコース。スタートして若干の勾配を上って、平坦の1~2コーナーをまわり、向正面では緩い上り坂となる。3~4コーナーに入り、ラスト400m地点からコーナー出口へ向けて下っていく。最後の直線でラスト150mあたりからまた上り坂という形態だ。コースの傾向としては逃げ・先行が粘り込んで勝つことが多く、人気薄の馬でも残ることがよくある。
直線の短い福島のコースは中団・後方からの競馬は決まりにくく、馬場状態が良好な開幕週ともなればさらにその傾向は強まるのではないだろうか。マルターズアポジーにとっては最適のコースとなるかもしれない。

「現実から逃げ出したい!」と最近病み気味な人はここは一つマルターズアポジーの大逃げを夢見てマルターズアポジーの単勝に勝負をしてみてもいいかもしれない。