【スレイプニルS予想2020】斤量有利なマスターフェンサー、重賞路線への足がかりとなるか

昨年から新設され、以前のジャパンカップダートと同じ舞台・東京ダート2100mで行われるオープンレースが今週土曜メインレースとなるスレイプニルステークスです。フルゲート16頭に対して登録が10頭という寂しい頭数になりましたが、前哨戦とも言えるブリリアントステークスの上位4頭が再度の対戦となり、着順が入れ替わるのか、はたまた別路線組の台頭が見られるのかも注目のレースです。

今回注目したのは馬券妙味は薄いものの、ブリリアントステークスの2着から参戦してくるジャスタウェイ産駒・マスターフェンサーです。昨年のアメリカ遠征以来となる浜中騎手が今回は騎乗予定となっています。 

別定戦にはなりますが、マスターフェンサー以外のブリリアントステークス組は軒並み今回斤量が重くなり、3着馬のサトノティターンは59kgで前走より1kg増で、勝ち馬のエルデュクラージュも57kgで前回より3kg増、さらに4着のメイプルブラザーも56kgで2kg増となり、前走と同じ56kgで出走できるマスターフェンサーは相対的に追い風を受けている形となりました。

ブリリアントステークス組以外では、上がり馬でここ2戦馬券圏内と安定感のあるダイシンインディーがライバルとなりそうですが、単勝オッズが割れる混戦が予想されるだけに、馬連より単勝に妙味がありそうです。

ダート重賞路線は収得賞金順で除外というケースも多く、ここを勝っても思い通りのレースに出走が叶うとは限りませんが、賞金加算は着実な一歩となるため次に繋がるレースをしてもらいたいものですね。