【JRA京都記念2026】エリキング確勝級か?舞台・適性・枠順と好条件揃い
公開: 2026/02/13 16:48

上半期の大舞台を目指す有力古馬にとって、始動戦あるいは重要な前哨戦として位置付けられる京都記念。大阪杯や天皇賞・春、さらにはドバイ国際競走へ向かう実力馬が集う一戦で、主役候補として注視すべき存在がエリキングだ。
前走の菊花賞は2着。スタートは決して良好とは言えなかったが、川田将雅騎手は冷静だった。道中の流れに逆らわず、早めに動いたエネルジコを視界に入れつつ満を持して進出。直線では一流馬特有の鋭いギアチェンジを披露し、前走に続いて高い瞬発性能を示した。2周目4コーナーでは内へ切り込みたい場面で進路を塞がれるロスがあったが、それでも直線ではライバルを上回る末脚を繰り出した点は評価に値すると言っていいだろう。川田騎手の「とても素晴らしい状態で競馬場に連れてきてくれました。精一杯走り切って、よく頑張ってくれましたけど、1頭いましたね」というコメントが示す通り、内容は悲観すべきものではなく、力は十分に出し切った一戦であった。
強調材料としては舞台適性の高さか。京都コース実績は【2-1-0-0】。舞台適性に疑いはなく、引き続き外回りの京都であればパフォーマンスの再現性は高そうだ。
一方で、この馬の特性ははっきりしている。スローからの瞬発勝負に特化したタイプであり、ラップ適性は超後傾寄り。テンや追走区間は緩い流れが理想で、上がりは速ければ速いほどよい。追走力やダッシュ力で勝負する形は不向きだが、瞬発力とトップスピード性能は世代上位に位置する。
スローになりやすい京都の馬場傾向、さらに逃げ・先行型が手薄なメンバー構成を踏まえれば、条件面はおおむね好都合と判断できよう。ただし、展開依存度の高い脚質である以上、流れ一つで評価が揺れ動く余地は残る。極端な持続戦や前崩れの展開は歓迎材料とは言えない。
今回は5枠6番。内枠に人気馬2頭が入った並びとなり、それらを射程圏に置きやすい絶妙なポジションである。内過ぎず外過ぎない枠順は立ち回りの自由度を確保しやすく、同馬にとって理想的な配置といえる。
舞台、適性、枠順と条件はそろった。展開が噛み合うなら勝ち負け必至。エリキングは京都記念において最も信頼に値する有力候補の1頭であるといえよう。

