【共同通信杯2026予想】末脚自慢べレシート、母譲りの決め手炸裂なるか?
公開: 2026/02/14 04:00

先週の中央競馬は雪の影響に大きく振り回されたが、今週は一転して3月を思わせる陽気な予報となっている。馬場状態や開催スケジュールを過度に気にする必要はなく、落ち着いて競馬を楽しめる週末となりそうだ。
その東京競馬場で日曜に行われるのが、3歳クラシック路線の重要な一戦、共同通信杯である。近年はローテーションの多様化が進んでいるが、ダービーと同じ東京コースで行われる点から、本競走の位置付けはむしろ上昇している。実際、ここ2年の勝ち馬はいずれもダービーで2着。ジャスティンミラノ、マスカレードボールの走りは、レースの直結度の高さを強く印象付けた。
今年の出走馬は9頭。その中で注目すべき存在が、エピファネイア産駒のべレシートである。戦績は2戦1勝2着1回。ここで賞金を加算し、クラシック路線へ確かな足場を築きたい立場だ。
最大の魅力は末脚の破壊力にある。新馬戦はスローペースで後方からの競馬となったが、道中は馬なりのまま進出し、小倉の短い直線を差し切り勝ち。続くエリカ賞でも同様に後方待機からほぼ馬なりで押し上げ、直線で鋭く伸びて2着を確保した。いずれのレースでも他馬とは一線を画す決め手を示しており、能力の高さは疑いようがない。
その走りから想起されるのが母の存在である。母クロノジェネシスは、3歳春こそ惜敗が続いたものの、秋華賞でGⅠ初制覇を達成。その後もGⅠ3勝を挙げ、名牝として確固たる地位を築いた。勝ち切れない時期を経ながらも、常に世代上位の末脚を発揮してきた点は、べレシートの現状と重なる部分が多い。母譲りの資質を感じさせる内容である。
名牝の初子が必ずしも成功するとは限らない競馬の世界においても、べレシートにはクラシックを意識できるだけの素質が備わっている。舞台は直線の長い東京コース。持ち味の末脚が最大限に生きる条件だ。
今年の共同通信杯は名牝クロノジェネシスの第一子べレシートが上位争いを演じ、一気にクラシック候補へ名乗りを上げる可能性を秘めた一戦であり、将来を占う意味でも見逃せないレースである。

