【カペラS予想2021】初ダート挑戦のミッキーブリランテ、通用するのか?
中山競馬は今週で開幕2週目。日曜メインはダート短距離重賞の「カペラS」です。阪神競馬場で行われる2歳G1阪神ジュベナイルフィリーズの20分前ということで、資金稼ぎのためには是が非でも当てておきたいレースです。
例年フルゲートになるカペラSですが、今年もフルゲート16頭が出走。その中で注目しているのは、今回初ダートとなるミッキーブリランテです。
ミッキーブリランテは、デビュー以来27戦芝のレースを使ってきて、重賞制覇はありませんがオープン勝ちがあり、G3で2着と3着が一度ずつの実績がある馬です。今回のカペラSは、高松宮杯を勝っているモズスーパースレアや地方ダート重賞を2勝しているリュウノユキナと言った実績馬が出走していますが、それ以外の馬に関しては重賞2着のオメガレインボーくらいが重賞実績があるくらいで、実績的には十分通用する馬です。
あとは実績馬3頭との比較になりますが、モズスーパーフレアはJBCスプリントに2年連続出走し、4着、3着とダート適性を魅せていますが、今回斤量が56kgと牝馬には厳しいのに加え、中山ダート1200mはただでさえ極端に後半の時計が掛かる条件で、カペラSはかなり先行激化となりやすいだけに展開的には厳しそうに思えます。
また、リュウノユキナは、地方出身馬で中央入りしてから少しずつ力をつけて結果を残してきた馬ですが、ここ9戦コンビを組んでいて結果を残していた柴田善臣騎手が負傷のため石橋脩騎手へ乗り替わりとなります。これまで乗り替わりで勝ったことがないので、マイナス材料となりそうです。ミッキーブリランテも菅原明良騎手へ乗り替わりますが、これまでの5勝のうち4勝も乗り替わりで勝っているので、ミッキーブリランテにとっては気になる要因とはならないでしょう。
オメガレインボーとの比較では、展開面が向きそうなのはミッキーブリランテと同じですが、1200mより長い距離でも追い込みのオメガレインボーより、1200mより長い距離で先行できるミッキーブリランテの方が前半で置かれすぎない分、より展開が向くでしょう。
ということで今年のカペラSは、格が上で実績馬ライバルよりも展開が有利なミッキーブリランテが、初ダート初重賞制覇を果たしてくれることに期待して応援したいと思います。