【阪急杯2020予想】クリノガウディー✕森裕太郎騎手、重賞初Vへ意欲
今週から阪神競馬が開催。開幕週を飾る重賞は「阪急杯」です。高松宮記念や安田記念など春のG1戦線を目指す重賞常連馬達が集まる一戦です。今年もスプリント路線とマイル路線の有力馬達がこぞって集結し、フルゲート18頭が揃いました。
マイルチャンピオンシップを勝ったG1馬ステルヴィオをはじめ、朝日杯FS・2着の実績があるクリノガウディーなど、重賞馬は合計で7頭と豪華です。また、連勝中で勢いのまま初重賞に臨んできたライラックカラー、ベストアクターなど新しい顔ぶれも見られます。
その中で今回とくに注目しているのは、森裕太朗騎手と久々のコンビで挑むクリノガウディーです。
1勝馬ながら先述のG1・2着があり、昨年のマイルチャンピオンカップでは7着に健闘するなど重賞戦線で活躍しております。今年に入ってからも前走の東京新聞杯で3着に好走しており、重賞戦線で上位の存在と言えます。
今回が初の1400mとなりますが、出遅れ癖はあるものの、確かな先行力がありこの距離が合う可能性は十分あります。メンバー構成的に今年は後ろから行く馬が多く、開幕週ということもあって前に行けるクリノガウディーにとって有利な条件が多いようにも思えます。
さらに、今回久々のコンビとなる森裕太朗騎手は、1勝馬クリノガウディーの唯一の勝利で騎乗していた騎手です。クリノガウディー自身、乗り替わりが多い馬ですが、森騎手は今回が3回目で2回目の騎乗となった前回も中京記念で2着と好走しておりますので、相性は良い騎手です。
先週のフェブラリーステークスでは、最低人気ケイティブレイブを2着に導いたのがまだ重賞未勝利の9年目の騎手・長岡禎仁騎手でした。近年外国のトップジョッキーが大舞台で活躍し日本の若手にとっては厳しい時代になってきている中で、このように若手・中堅騎手が人気薄を持ってくるレースを見ると今後も応援したくなります。
森裕太朗騎手も5年目の若手で重賞は未勝利ですが、初めての重賞戦となった昨年の中京記念でコース取りや仕掛けも非常に上手くこなして6番人気のクリノガウディーを2着に持ってきているのですから、腕はなかなかです。先週の長岡騎手にいざ続けと応援したくなります。
しばらくJRAの競馬は無観客競馬で行われることが決定し、名手四位騎手の引退も無観客の中で行われることになるなど、少々寂しいムードの開幕週となりそうですが、森騎手の重賞初制覇はさぞかし盛り上がることでしょう。
ということで、今年の阪急杯はクリノガウディー✕森騎手コンビの重賞初制覇に期待した馬券で勝負したいと思います。