【中山記念予想2017】鞍上の勢いを味方につけて。今年は飛躍の年にしたいネオリアリズム
今週から舞台を中山・阪神・小倉へと移しての開催と、まだまだ肌寒い日が続きますが、いよいよ春競馬に突入ですね。春のGⅠ戦線を目指す有力馬たちも続々と戻ってきています。日曜日に行われる中山記念は、ドバイを目指す馬に加えて、今年からGⅠへと昇格した大阪杯へ向けても重要な一戦。いきなりGⅠ?と思えるぐらいの豪華メンバーとなりそうです。
中山記念と言えば、やはり「リピーターレース」。2005~2006年連覇のバランスオブゲーム、2008~2009年のカンパニーをはじめ、連覇ではありませんが、2003年快勝のローエングリンは、4年後の2007年にもこのレースを制しています。
昨年の勝ち馬ドゥラメンテは引退してしまいましたが、2着アンビシャス、3着リアルスティール、7着ロゴタイプなどが今年も参戦。やはり、リピーター感が強いと思わせる顔ぶれとなりそうですね。
アンビシャスとリアルスティールが人気を分け合う形となりそうですが、逆転があるとみてネオリアリズム(牡6 美浦・堀厩舎)に期待。昨年の札幌記念で、あのモーリスに土をつけた実力馬。中山記念はリピーターレースと言いつつも、中山記念への出走歴がない馬に期待というのも…とは思いましたが、札幌芝2000とコーナー四つの小回りコースという点は同じですから、それほど神経質になることもないのでは?と思います。さらにマイルCS3着があるとはいえ、本質的には1800~2000が主戦場の中距離型。ここは距離もベストでしょう。
そして何よりもの追い風が鞍上のデムーロ騎手。年始はあまり勝てませんでしたが、先日のフェブラリーSを快勝し、いよいよエンジンがかかってきた様子。先週終了時点で21勝を挙げ、いつの間にか全国リーディング1位です。昨年のこの時期には重賞5連勝(京都記念→京都牝馬S→フェブラリーS→アーリントンC→中山記念)の離れ業もやってのけた男。今週もこの勢いには逆らえそうにありません。