【新潟日報賞2026】人気馬に死角あり?夏競馬で一変が期待できる伏兵を深掘り
公開: 2026/07/24 09:40

今週から開幕する新潟競馬の土曜7レースには、芝1400mで争われる3歳以上3勝クラスの「新潟日報賞」が組まれている。
昨年は戸崎圭太騎手がワールズエンドとのコンビで1番人気に応え、鮮やかな逃げ切り勝ちを収めた。今年も戸崎騎手は有力馬コートアリシアンに騎乗予定で、連覇への期待が高まっている。
コートアリシアンはサートゥルナーリア産駒の4歳牝馬。これまではマイル戦を主戦場としてきたが、近2走は芝1400mへ距離を短縮すると3着、2着と安定した内容を見せ、距離適性の高さを証明した。
特に1400mでは追走が楽になり、終いの脚も確実に使えている点は大きな収穫と言える。ただ、その一方で勝ち切れない競馬が続いているのも事実だ。先行しても最後に差され、差しに構えてもあと一歩届かないレースが目立っており、能力は足りていても決め手に欠ける印象は否めない。
そのため、馬券の軸としては高い信頼を置ける存在だが、単勝勝負となると配当妙味も含めて他馬に魅力を感じるファンも少なくないだろう。
一方、人気以上の走りに期待したいのがピコローズだ。サトノダイヤモンド産駒の4歳牝馬で、今回は田辺裕信騎手とのコンビで臨む。
2勝クラスを突破した後は、このクラスで6着、8着と結果を残せていないものの、昇級直後はクラス慣れに時間を要する馬も珍しくない。今回は3戦目となり、レースの流れにも対応できる下地が整ってきた印象だ。
また、夏競馬で1勝クラスを勝ち上がった実績が示すように、暑い時期に調子を上げるタイプでもある。近2走は5番人気と一定の支持を集めながら結果を残せなかったことで、今回は人気を落とす可能性もあり、そうなれば配当面を含めて狙い目は十分だ。
さらに昇級初戦で注目したいのが、レイデオロ産駒のボンヌソワレである。
前走は東京芝1400mの2勝クラスを快勝し、勢いそのままに3勝クラスへ挑戦する。兄には重賞勝ち馬ロングランがおり、血統面からもさらなる成長が期待できる1頭だ。
今回は新潟競馬場が初めてとなるうえ、約4か月の休養明けも初めてという課題はある。しかし、レイデオロ産駒は古馬になってから力を付けるケースも多く、休養を経て一段階成長している可能性も十分考えられる。未知の部分があることで人気を落とすようなら、昇級初戦でも軽視は禁物だ。
新潟芝1400mは直線が長く、最後まで脚を持続できる馬が力を発揮しやすいコース。単純なスピードだけでは押し切れず、位置取りや末脚の持続力が結果を左右する。
安定感ではコートアリシアンが一歩リードするものの、勝ち切るイメージまで含めると一強ムードではない。クラス慣れが見込めるピコローズ、そして未知の魅力を秘めるボンヌソワレといった伏兵勢にも十分チャンスがありそうだ。開幕週らしい高速馬場をどう攻略するかが、勝敗を分ける大きなポイントとなる。

