凱旋門賞(2020)の予想オッズと過去データから傾向を分析!
今週は、フランスのロンシャン競馬場で世界最高峰の中長距離最強馬決定戦「凱旋門賞」が開催されます。日本国内でも2016年から馬券発売が行われており、近年では盛り上がりを見せています。今回は過去のデータをもとに凱旋門賞の傾向を探っていきます。
■伏兵が台頭する傾向強し
人気は「1番人気」と「3番人気」が2勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「1番人気」が最多となっています。「1番人気」の勝率は低めで、「6番人気以下」から勝ち馬が4頭も出ているように、伏兵馬の台頭も多く見られます。国内初の馬券販売となった2016年も3連単で38万馬券が飛び出しているように、波乱傾向はやや強めのレースです。
人気 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 2 | 3 | 1 | 4 |
2番人気 | 1 | 0 | 1 | 10 |
3番人気 | 2 | 1 | 1 | 4 |
4番人気 | 1 | 0 | 0 | 9 |
5番人気 | 0 | 1 | 1 | 9 |
6~9番人気 | 2 | 2 | 6 | 30 |
10番人気以下~ | 2 | 3 | 0 | 77 |
年 | 馬単 | 三連単 |
---|---|---|
2016 | 24,170円 | 380,060円 |
2017 | 1,900円 | 10,600円 |
2018 | 750円 | 10,850円 |
2019 | 6,570円 | 32,990円 |
予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
---|---|---|
1 | エネイブル | 2.75 |
2 | ラヴ | 3.50 |
3 | ストラディバリウス | 8.00 |
4 | ラービハー | 15.00 |
4 | サーペンタイン | 15.00 |
6 | ソットサス | 17.00 |
6 | モーグル | 17.00 |
6 | インスウープ | 17.00 |
9 | テレキャスター | 21.00 |
9 | ペルシアンキング | 21.00 |
11 | ロジシャン | 34.00 |
11 | ジャパン | 34.00 |
13 | ディアドラ | 51.00 |
13 | ウェイトゥパリス | 51.00 |
15 | ソヴリン | 101.00 |
※9/29時点の「365bet」のオッズ参照。一部表示されていない競走馬がおります。
■「3・4歳」が中心
年齢は「3歳」が最多の5勝を挙げており、連対数は「4歳」が最多で、3着内の回数は「3歳」が最多となっています。「3歳」は出走頭数自体多いので3着内の回数が多いのは当然のデータと言えますが、好走率の高さで言えば「4歳」の方が優秀です。何れにせよ、「3歳」と「4歳」が中心となります。
馬齢 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 5 | 2 | 6 | 60 |
4歳 | 4 | 5 | 3 | 38 |
5歳 | 1 | 3 | 1 | 28 |
6歳 | 0 | 0 | 0 | 4 |
7歳以上 | 0 | 0 | 0 | 3 |
性別 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
牝馬 | 7 | 3 | 3 | 30 |
牡馬 | 3 | 7 | 7 | 103 |
■前走レースが「ヴェルメイユ賞」だった馬に注目
前走レースは、「ヴェルメイユ賞」が最多の3勝を挙げています。フランス・パリロンシャン競馬場の芝2400mで行われ、本番の凱旋門賞と同じ舞台であることからも注目度は高い前哨戦です。また、勝ち馬こそ1頭と少いですが、2着が5回の「フォワ賞」も馬券圏内にはよく絡んでくるレースとして注目したいレースです。
前走着順は「1着」が最多の6勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。3着内に入った30頭中16頭が、前走「1着」だった馬となっており、基本的には、前走を勝っている馬から狙うのがセオリーと言えそうです。
前走 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
ヴェルメイユ賞(仏・G1) | 3 | 1 | 1 | - |
愛チャンピオンS(愛・G1) | 2 | 1 | 1 | - |
フォワ賞(仏・G2) | 1 | 5 | 1 | - |
ヨークシャーオークス(英・G1) | 1 | 2 | 1 | - |
バーデン大賞(独・G1) | 1 | 0 | 0 | - |
キングジョージ6世QES(英・G1) | 1 | 0 | 0 | - |
セプテンバーS(英・G3) | 1 | 0 | 0 | - |
ニエル賞(仏・G2) | 0 | 0 | 2 | - |
その他 | 0 | 1 | 4 | - |
前走着順 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 |
---|---|---|---|---|
1着 | 6 | 5 | 5 | - |
2着 | 1 | 3 | 3 | - |
3着 | 1 | 1 | 2 | - |
4着 | 1 | 0 | 0 | - |
5着 | 1 | 0 | 0 | - |
6~9着 | 0 | 1 | 0 | - |
10着以下 | 0 | 1 | 0 | - |
■日本馬は26頭が出走し、5頭が3着内に入着
過去に日本調教馬は延べ26頭が凱旋門賞に出走していますが、優勝馬は1頭もいません。3着内に入着したのは延べ5頭。3着に入着したディープインパクトは禁止薬物により失格となっているので、同馬を除けば正式には4頭となります。この4頭は全てフォワ賞を2着以上に好走してから本番の凱旋門賞に臨んでおり、データ傾向としては注目しておきたい点です。
- 2019年:キセキ/C.スミヨン(7着)
- 2019年:ブラストワンピース/川田将雅(11着)
- 2019年:フィエールマン/C.ルメール(12着)
- 2018年:クリンチャー/武豊(17着)
- 2017年:サトノダイヤモンド/C.ルメール(15着)
- 2017年:サトノノブレス/川田将雅(16着)
- 2016年:マカヒキ/C.ルメール(14着)
- 2014年:ハープスター/川田将雅(6着)
- 2014年:ジャスタウェイ/福永祐一(8着)
- 2013年:オルフェーヴル/C.スミヨン(2着)
- 2013年:キズナ/武豊(4着)
- 2012年:オルフェーヴル/C.スミヨン(2着)
- 2012年:アヴェンティーノ/A.クラストゥス(17着)
- 2011年:ヒルノダムール/藤田伸二(10着)
- 2011年:ナカヤマフェスタ/蛯名正義(11着)
- 2010年:ナカヤマフェスタ/蛯名正義(2着)
- 2010年:ヴィクトワールピサ/武豊(7着)
- 2008年:メイショウサムソン/武豊(10着)
- 2006年:ディープインパクト/武豊(3着・失格)
- 2004年:タップダンスシチー/佐藤哲三(17着)
- 2002年:マンハッタンカフェ/蛯名正義(13着)
- 1999年:エルコンドルパサー/蛯名正義(2着)
- 1986年:シリウスシンボリ/M.フィリッペロン(14着)
- 1972年:メジロムサシ/野平祐二(18着)
- 1969年:スピードシンボリ/野平祐二(着外)