【クイーンC結果】順調に育てば、GIでも勝負になるアエロリット。

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2月11日(土)東京競馬場で行われたクイーンカップ(GⅢ)を制したのは、栗東・友道厩舎所属のアドマイヤミヤビ。3連勝での重賞制覇、これでハイレベル3歳牝馬と言われる中にまた1頭、楽しみな好素材が現れました。勝ち時計1分33秒2は、レース史上2番目の好記録(1位は昨年メジャーエンブレムが記録した1分32秒5)。阪神JF3着のレーヌミノルを物差しにすれば、この馬ももうGIで上位を争える位置まで到達したと見ていいでしょう。

と、ここまで持ち上げておきながらも、今回の主役はアドマイヤミヤビではなく、改めて能力の高さを再認識させられた2着アエロリットの方。デビュー以降、休み休みのローテに加えて、メンバーレベルに疑問が残った前走フェアリーS2着からも、この相手ではどうだろうと懐疑的な見方をしていましたが・・・。いやいや、やはりこの馬もかなりの器ですね。

今日はこれまでの先行抜け出しのスタイルから、好位でタメを利かせて直線勝負という形でしたが、見事な一発回答。アドマイヤミヤビと併せる形になった時に、手前を変えたりとまだ若さを覗かせますが、一戦ごと横山典騎手が競馬を教えている段階。馬もしっかりとその期待に応えています。

個人的には父クロフネということもあり、ホエールキャプチャに近いイメージかなと思っていますが、いずれにしてもこの馬も桜花賞では十分勝負になるはずです。